2010-08-07

ハレガレからの脱出

けふは足利の花火で、たまたまゆふがた(4時以降)古本屋を2軒まはつたら、渡良瀬川沿ひに屋台がいつぱいだつた。10年以上住んでて初めて見たね。なぜかと言ふと、そもそもオレは祭りは嫌ひなのだよ。なんでかと言ふと、むかし、小学生の頃、法被を来た人に足を踏まれて、その人が謝つてくれなかつたことが一番の理由だ。下駄で人の足を踏んで謝らないのは許せない。気づかないくらゐ祭りに気持ちが入つてたのでせう。市を挙げての祭りだから、個人の快不快は二の次といふことでせうか。大人としてどうか。気づかないのかい?
以来、人混みといふものが大嫌ひ。
けふも人混み人混み。自転車で移動してたんだけど、通るところがない。
祭りつてのはさあ、もともとケガレをはらふハレの日でせう。こんなに毎日ハレの日で、なんで祭りが必要なんでせう。
通勤は車だよ。地方では当たり前。贅沢だ、と言ふ人はゐないけど。これはハレでせう。てくてく歩くんじやないんだから。
職場はクーラーです。団扇でもない、扇風機ですらない。これもハレだろ。
書類はコンピュータでプリントです。手書きぢやない。これもハレだと思ふ。
例へば、手洗ひ洗濯はケで、洗濯機はハレだろ。これ日常だね。
掃除もさうだ。掃除機はハレだ。
ハレガレの毎日を一気に戻すのは無理が出る。なら、ケを作らう。敢へてケを見つけて、生活の中に挟まう。
先づ歩く、かな。