2005-07-12

ジャコ・パストリアスの話をした時、

ウェザー・リポートのLPで「アイ・シンク・ザ・ボディ・エレクトリック」を持つてゐたと書いたんだけど探しても見当たらないのは勘違ひですかね。最初のLP「ウェザー・リポート」はあつたけど、後は「ブラック・マーケット」と「ミスター・ゴーン」。「ミステリアス・トラヴェラー」は持つてた筈なんだけど、ないんだよなあ。をかしいなあ。「へヴィー・ウェザー」は聞いたことあるけど、所有者は弟なので、……。
いまジャコ・パストリアスの「Word Of Mouse」を聞きながら書いてて、気に入つてる「BlackBird」から「John and Mary」(これは凄く好き)に移つて、やつぱり「BlackBird」はプツンと途切れて、それがStrokesの曲とか思ひ出させて、これは続きを書いてないんだけど、「John and Mary」はまつたくウェザー・リポートのレコード聞いてた頃のことを思ひ出させる。楽しくてスリルがあつて、知的な気分になれて、……で、「ミスター・ゴーン」のライナーを見るとドラムがスティーヴ・ガットとトニー・ウィリアムス、ボーカルにモーリス・ホワイトといふ一応私でも知つてるゲストがゐて、殊にスティーヴ・ガットはびつくりですぜ。知らなかつたなあ。Stuffよりも前なんかな。「ミスター・ゴーン」のベースはジャコでした。「ブラック・マーケット」もジャコでした。
ジャコのソロ1枚目で、「ドナ・リー」が凄いんだと、「スイング・ジャーナル」の記事に出てゐたのがそもそもで、iPodをソロの1枚目の「ドナ・リー」にして聞きながら言ふと、あんまり「ドナ・リー」には興味がなかつたけど、ジャコの記事を読んだ時はソロを聞いてみたいな、といふ思ひがヒタヒタとして来て、不慮の死だつたのが、ジャコの人生に添ひたい気持ちにさせて、でも忘れちやつたらそれでもいいや、と思つてたのが偶然100円の時に「あ、さうだ。ジャコの借りたい」と思つた偶然は、ただの偶然ぢやないだらうな、と思ふのだ。
ソロの1枚目はジャズ。オレがどうしても馴染めないジャズ的音ではないけど、ジャズ。2枚目のはうが好き。こつちのはうが楽しんでるかなあ、作つてる人たちが。それは聞くはうにも伝はつて、気楽に楽しめる、ジャズにこだはらないで、……といふことではないか。
この賑やかな感じはウェザー・リポートにもあるね。人がたくさん生きてる賑はい、ですかね。それを音として注意深く拾つて再現してる、みたいな。
ああ、ウェザー・リポート聞きてえ、と思つてもレコード・プレーヤーないし、……とほほ。
これは後で削除するかもしんないけど、ウェザー・リポートよりも新しいジャズつて、なに?
ウィンストン・マルサリス?とか、もつと若い人たち?……なら、オレにはオーネット・コールマンの「ヴァージン・ビューティ」のはうが刺激があるし楽しいし、好きです。