2012-07-22

で、早速

サム・メンデス監督「アメリカン・ビューティ」を見た。サム・メンデスは「ロード・トゥ・パーディション」を娘と一緒に見たことがある。ポール・ニューマンが出てゐて、主演は誰だつたらう。ジュード・ロウも出てゐた。──大急ぎでwikipediaで検索したら、トム・ハンクスが主演みたいだ。これが面白かつたし、「アメリカン・ビューティ」(馬の名前にもなかつたかなあ)は、なんでもアカデミー賞作品であり、贔屓のケヴィン・スペイシーなので見なくちや、と思つてゐた。実は2度ほど借りてきてはゐたのだが、2度とも最後まで見ないで、といふより最初のはうを見ただけで返却期限が来てしまひ返してゐたのだ。なんで最後まで見られなかつたか。奥さん役のアネット・ベニングが好きになれなくて、見続けられないのだ。始めのはうで、庭で隣人と話をするときの動作や表情、喋り方やも声も嫌ひで、停止してしまふ。で、今回漸くをはりまで見て、やつぱりアネット・ベニングは(オレの中での厭なタイプの女を寄せ集めたみたいで、役のうへかもしれないが、一層)好きになれなかつたが、ケヴィン・スペイシーはいいねえ。あの「LAコンフィデンシャル」でラッセル・クロウ(未だに好きになれない)と混同してゐたなんて恥かしい話だ。娘の彼氏の親父はゲイぢやないけどホモだつた、といふことか。それと娘の友だち。いいなあ、この子。「ディ・オブ・ザ・デッド」の主役らしいから、そつちも見たいものだ。