2012-11-17

ベン・シャーンを見て来た話

埼玉県立近代美術館は北浦和西口から歩いて直ぐだつた。正面に公園らしき樹木が見えて、その奥にあつた。乗換へ2回で凡そ1時間半。片道900円で、入館料も900円。ベン・シャーンは企画展で、その半券で常設展示も見られる。中には横山大観、佐伯祐三、モネなどがある。
着いたのが昼ちよつと過ぎで、駅前の立食ひ蕎麦屋でかき揚げ天たま蕎麦430円を食べる。旨い。駅蕎麦は独特なんだけど、やつぱ旨いなあ、好きだなあ。
公園をまつすぐ進むと正面に、かう、直方体の角の部分に玄関が来るやうに建てられてゐた。MOMASと呼ぶらしい。玄関脇にさう表示があつた。群馬の近代美術館みたいな感じですかねえ、規模はこつちのはうが小さいかも。
1階左が常設展示室。こぢんまりした売店があつて、右に行くともぎりがある。そのまま進むと左手がエレベータを囲むやうに回廊があり、そこにも展示作品がある。回廊を一回り。加納光於などのリトグラフがあつた。
このベン・シャーン展はけふが初日で、たまたま初日に行つたワケだが、埼玉県朝霞市にある「丸沼芸術の森」のコレクションを中心にしたものださうだ。ポスターやドローイングが中心で、壁画の下描きなども展示されてゐたが、全体にモノクロの印象。やはり線が鋭いねえ。和田誠や山藤章二が影響を受けてゐるのがよく解る。大きなポスターなどはよく見ると折り目が入つてゐる。大体四ツ折りになつてゐたやうだ。幾つかのブースに分かれてゐたが、導線がないので連作を終りのはうから見る羽目に。工夫してほしい。
常設展示も見たけど、書くのが億劫になつた。正味2時間くらゐはゐたかな。