2006-03-24

どつちが正しいの?

意味から言へば「修業式」なのでせうかねえ。「学術・技芸を習い修めること」と岩波国語辞典・第三版には出てるし、念の為、広辞苑・第二版を引くと全く同じことが書いてあつて「しゅぎょう」と読みが付け加へられてゐたけれども、ずつと「終業式」だと思つてゐたのだ。だつて「始業式」つて言ふでせう。これは他の言ひ方はしないよね。で、この2つは対になつてると思ふ。ところが、娘の学校からの連絡プリントには「修業式」(因みに2月27日発行の第一学年だよりNo.17の3月の行事予定欄の一番下、24日(金)修業式・大掃除11:45下校)となつてゐたのだ。
しかし、広辞苑が絶対だとは言へないと、どこかの誰かが宣つたが、広辞苑の「終業」を見て下さい。第二版なら1043頁の二段目左のはうにあります。その2つ目。
 学校で一学期間または一学年間の学業をおえること。「──式」
終業式ぢやないか、やつぱり。第一ね、このPantherの辞書は「ことえり」だから、あんまり当てにならない(最新のことえりは結構スゴイんだ!)けど、「終業式」は一度に変換するけど「修業式」は「修業」で変換して「式」で変換しないと出ないんだよね。こんなプリント出す学校に行つてて大丈夫なんかね。
序でに思ひ出したのはジョギングの走り方。いまはフラット走法つてのがメインなんだつて。ゼビオの靴売り場にフラット走法についてのパンフがあつて、確か今年の正月だつたかに見付けたんだけど、これBlogに書いたかな?まあ、いいや、オレがジョギング始めた12〜13年前までは足は踵から着いて爪先で蹴るんだ(ピストン走法と言ふんださうだ)と、どの本にも雑誌にも書いてあつたぜ。それが一番負担が少ない走り方だつて。息子や娘にかう走るんだ、踵から接地するんだよ、と講釈垂れちまつたくらゐだよ。どうしてくれるんだよ、ウソを教へた、つて父親の威厳が保てないでせうが(もともとそんなのないけどさあ)。ところがいまはこのフラット走法がピストン走法に比べて「優れたエネルギー伝達効率を発揮する省エネ走法で」「さらなるスピードアップが期待でき」「重心の上下動が少ないことから、故障が起こりにくい」(new balance)だと?なにそれ、つて感じだよ。足全体で接地するんだと。コペルニクス的転回とはこのことだね。昔、運動中に水を飲むなんてイカンと言はれてたのがいまは逆だから。出来て100年もたたない学問なんて信用出来ない、といふ意味のことを吉田健一が言つてたけど、運動生理学つて言ふですかね。これつてホントにまだ始まつたばかりの学問なんだね、こんなに簡単に違ふ見解が現はれちやふんだから。取り敢へずオレはいまなるべくフラット走法に近い走り、といふのを心掛けてるんだけど、正しい方法ぢやないと、どこか痛めるかもなあ、それが心配だなあ。