2008-10-20

いはゆるロス疑惑について読み直し

文春の記事を纏めた「総集編・疑惑の銃弾」は2003.08.27に(確か渋川のBookOff で50円で)購入し、丸二日かけて読んだ。そのまへに島田荘司の「三浦和義事件」を館林の図書館て借りて読んでゐる。文春の記事も掲載時に読んだ覚えがある。そもそも一美さんを乗せたヘリが日本に到着したときのテレビ報道を見てゐるのだ。トゥナイトといふ深夜の番組に出た三浦和義と文春の記者の遣り取りも見てゐる。
兎に角、話題になつてゐた。異常なくらゐ。当時はおおかたの意見と同様、三浦和義犯人説を疑はなかつた。
しかし、いまでは違ふ。また一通り「総集編・疑惑の銃弾」を読み直し、島田荘司の「三浦和義事件」の「裁判」部分をざつと読んでみた。やはり犯人ではない、と思ふ。肝心なところは次の点だ。銃撃事件のとき、現場北にある駐車場のマネージャーが三浦の証言したグリーンの車を目撃してゐること。運転してゐた男は証言通り、髪をポニーテイルにし、フーマンチューのやうな髭をはやした白人だつたこと。その車と人物は何度もその付近で見掛けてゐ、しかし事件以後まつたく見なくなつたこと。また、なぜ一美さんが頭を撃たれたのかと言ふと、一美さんのはうが犯人の近くにゐただけだ。これらのことは「総集編・疑惑の銃弾」では一切、取り上げてゐない。つまりマスコミ報道されてゐないといふことだ。
そして白石千鶴子さんの歯形と「ジェーン・ドゥ・88」の歯形は一致したわけではないこと。白石千鶴子さんは生きてゐる可能性があること。
なぜ三浦和義が自殺したのかは解らないけれども、犯人ではない、と信じる。