2010-10-14

結局、Mac miniは再生しなかつた(前篇)

先代のLombardは2次キャッシュの故障で動かない。でも20GBのHDがある。さうだ、これを外してMac miniに取り付ければ生き返る。miniのHDはSATAケースに入れてiMacにデータを移して、……そんなことを考へたのが8月のをはりだつたか9月の始め。一昨日やうやく思ひ腰が上がつた。
序でに外付けの携帯用HDケースのHDも取り出してしまはうと思つたのは、この機種(princeton)はFireWireなのはよいが、電源が必要。中には先代Lombardのオリジナルの4GBのHDが入つてゐる。このHDも使はう。
PCデポで、HD交換とOSの再イスントールで修理費25,000円〜と診断された、かあちやん所有(けど、殆ど息子がネットゲームで占有してて、返されたときには既に動きがよくなかつた)dynabook──はバッテリー充電で少しは稼働するので、年中ACケーブル繋いでないと動かないなんてノートパソコン失格だらう、といふ他社製品よりは評価してるし、これはデザインも色(白の色具合と光沢)も気に入つてる──がある。これが生き返るかもしれないぞ。容量は小さいけれども、なにもXPぢやなくたつて、OpenSolarisを入れてネットやメール、たまにwordやexelを、といふ程度ならOpenOfficeが手に入るし、充分だらう、と、やること満載に思へたけれども、実働は正味2時間くらゐかな。
先づ、外付けのHDを外す。外すのは簡単だつたが、ケースをもとに戻すのに梃子摺る。外したHDは静電気防止のビニール袋に入れて保管。ちよつと汗をかく。兎に角、静電気が禁物だから、ドライバーなどを入れておくツールボックスが鉄製なので、脇においたまま作業する。ときどき触れて静電気防止。次は親切設計の先代Lombard。キーボードを外せばステンレスのカバーの下にはメモリもHDも、どうぞ好きにして、と言はんばかりに待ちかまへてゐる。メモリとHDを外す。これは楽勝。やはり静電気防止のビニール袋で別々に保管。さて、Mac miniだ。これは難物と評判が高い。100円ショップでヘラまで購入し準備してゐたのだ。さう、買つたのは8月ぢやなかつたか。愈々miniを裏返し、隙間にヘラを挿入。あれ、入らない。あ、ヘラの先が厚みがあるぢやん。なにこれ。所詮100円ショップだよなあ、……いやいや、ちやんと見て買はなかつたオレのせゐ。どうする。ここでをはりか。かあちやんに聞くと、ヘラはあるはず、とのこと。抽斗を探すとありました。先つちよは、しつかり尖つてる、といふか薄くなつてる。よしよし。念のため、これ、もし先が曲がつたり、傷だらけになつたら、オレが新しいの買つてくるから、とお断りをして、作業開始。
開かないんだなあ、これが、なかなか。スッと入るのは入る。梃子の調子で少し浮くんだけど、ヘラを挟んだところだけ。台座の部分だけで、そんなに深いところまで結合してはゐないやうだ。汗が出て来る。さうだ、浮いたら、そこに厚みのあるヘラを差し込んだらどうだらう。で、反対側を浮かせれば外せる。何度かトライして成功。──ずゐぶん長くなつてしまつたから、けふはここまでにしよう。