2011-06-17

二重の鍵だ、恐らく

さつきのジャン・ポール・ベルモンドの映画は「二重の鍵」といふ映画だ。クロード・シャブロル監督で、1959年の映画。たぶんオレはテレビの深夜放送で見た。性教育映画として巷で評判だつた「メリー・ゴーランド」(違ふタイトルだつたかなあ、これが違ふと、またこのことで悩まなきやならない!)、テレビ欄には掲載されてなくて、ゲリラ的に放映されたらしいが、それをオレは偶然見た。なんの情報もなく、チャンネルをひねつたら、おやおや、つて感じで変な番組が始まつて、最初から最後まで、しつかり見た。興奮したねえ、モロだから、出産シーンとか(そんなのなかつたか?またこれも悩みのタネになるのか?)、勝新太郎の「悪名」シリーズも、高橋英樹の「男の紋章」シリーズも夜中に勉強すると親に偽つて見たものだ、中高生の頃だつたなあ、夜更かしばつかして深夜映画見て、朝起きられなくて、──そんなことは今はいい。
さうなのだ、この「二重の鍵」といふのが恐らく、オレがずつと探してゐたジャン・ポール・ベルモンドの映画だ。
ジャン・ポール・ベルモンドの映画と言ふと直ぐに「勝手にしやがれ」なんで、どうにも探しようがなかつたのだが、けふは違つた。
あれから、よし今度はジャン・ポール・ベルモンドの映画を探すぞ、とネット検索を始めて、やつぱりwikipediaで主演映画を探し、リンクがないものはタイトルを検索エンジンにコピペして、いつも使つてるgoogleではヒットしない。今度はbing検索で数回繰り返して辿り着いたのが、これ。
金持ちの屋敷の中で殺人事件が起る、1人息子がデブで、変なヤツなのにモーツアルトが異常に好きで屋敷のどこにゐても、庭でもモーツアルトが聞けるやうになつてゐる(それ、つて贅沢だなあ、いいなあ、と思つた記憶がある)、で、ジャン・ポール・ベルモンドが犯人をつきとめる、さう、さういふ映画なんだ。どなたのサイトかわかりませんが、ここです→http://www.rose.ne.jp/~french/film/2008/4_6.html
ここの説明を見て間違ひない、と思つた。記憶ではモノクロなんだけど、サイトの下のはうに出てる写真はカラーなんで、ウチのテレビがモノクロだつたからかなあ、スーパージェッターがカラー放送だつたといふけど、オレはモノクロだと思つてたのと同じかね。まあ、そんなことは些細なことだ。
もう数年間、未解決のままだつた大問題が一日で解決するなんて、なんてラッキーな日だ!!