2015-09-09

ではペンローズの続き

実はペンローズは「ペンローズのねじれた四次元」といふ本を読んでゐる。講談社のブルーバックスで著者は竹内薫といふ人。奥付に読み終へた日が記入してないので、ホントに読み終へたかどうか。兎に角、殆どわからなかつたことは覚えてゐる。
ざつと、けふ昼休みに読み返したけど、やつぱりわからない。量子力学はその言はんとすることはわかるんだけど、説明についていけないのだよ。計算式やいろいろ。
例へば、この本「ペンローズのねじれた四次元」でも、光が粒子でもあり波動でもある、或は粒子か波動かといふ説明で、デヴィッド・ボームのところ(P149辺り以降)は数式を除けばなにが言ひたいのか、なんとなくわかる。
といふのも、ボームは「空像としての世界」といふ本で知つてゐるし、著書「断片と全体」も読んでゐるから名前だけはよく知つてる、といふだけなんだけど。
で、なにが言ひたいかといふと、オレはこないだの記憶の話で、脳に記憶はない、と感じたと書いたけど、といふか、脳つて見えるものを制限してゐる気がするし、都合のいいやうにしか見せない装置で、思考を含めて脳が行つてゐると言はれるものは、実は脳の中ではなく、外にあつて、脳はそれを変換してゐるだけぢやないかと思つてゐるんだけど、ペンローズも脳や意識に対して似たやうなことを言つてるらしい、とそんな気がしたのだ。
なにを言つてるか、よくわかんないよね。オレもよくわかんない。
なのでペンローズの意識に関する本を買つて読む気になつたら、とんでもなく高いので驚いてしまつた。「皇帝の新しい心」といふんだけど、定価が7,992円。!!本の値段とは思へないでせう。ニューサイエンス系の本を幾つか購入した時期があつて、どれも安くはなかつたけど、一番高かつたカール・プリプラムの「脳の言語」でさへ6,695円だつた。消費税8%ではそんなに変らないかもしれないけどね。
で、と2つ目の「で」なんだけど、このカール・プリプラムの言ふやうに脳はホログラフィックな構造をしてゐるのなら、記憶が脳の外にあつてもをかしくないんぢやないか。
量子論で脳や意識は説明できるんぢやないかと思ふ。心理学や精神分析みたいな怪しげな科学ではなく、物理や数学で説明されるはうが納得できるやうに思ふ。
で、と3つ目の「で」で、何が言ひたいのかわからなくなつてきた。明日以降に持ち越します。