2005-11-05

このところミステリィづいてる。

「寝台特急『はやぶさ』1/6秒の壁」(島田荘司著)を読む。前例があるかどうか、不勉強で知らないが、アリバイの設定が逆転してるのは見事。意外だつた。まあ、外れはさう「ない」から、島田荘司は。ちよつと物足りない、つてのは、それはまあ「ある」けど。
一つだけ。トリックに関するので詳しい説明はしないが、熊本駅で撮つた写真に写つてゐる九条千鶴子の後ろ姿の写真について。千鶴子のコートだつたら、絶対をかしい。同じコートなら平気だけど、違ふことだつてある。セーターの汚れ云々なら、コートはもつとだよ。一月半ばにコートなしで夜中に外に出ないでせう。
それはそれとして、実によく出来た鉄道ミステリィでした。