2013-12-08

ポール・デルヴォー展のことを書いておかう

以前、ベン・シャーン展を見た北浦和の埼玉美術館で、ポール・デルヴォーを見て来た。(今年の3月中旬の話を今頃書いてゐるのだ。)
不断電車に乗らないから乗換が苦手で、ちやうどいい乗り継ぎの電車を見送つたり、 ホームを間違へたり、今回は北浦和の駅で反対側に出てしまふといふ失態。駅員に聞いてから構内を横切り、どうにか公園側へ出られた。
まへに来たときもさうだつたが、ここで昼飯を食ふつもりだつたので、同じ蕎麦屋へ。天たま蕎麦だつたと思ふが、忘れた。道を挟んでパン屋があつたので、サンドウィッチを買つた。公園の中で食べたかつたのだ。眺めのいい公園の中に美術館はある。
で、ポール・デルヴォー。シュールリアリズムの画家として名前は知つてゐた。 マグリットと同じくベルギーの人。 20世紀始めの絵描きはみんな 印象派から始まるんだね。大きな樹木の絵があつて、これがよかつた。キリコが好きだつたやうで、複数の遠近法が同居するパターンは継承してゐた。大きな作品が多くて、画集か何かで見たことのある作品も展示されてゐた。日本初公開を含む80作品。シュールリアリズムの画家の作品でこれだけの数を見たのは初めてだらう。
半地下みたいなところに常設展示があつて、まへに見たときと少し内容がかはつてゐた。吹き抜けのまはりに回廊があり、そこにも展示がある。こちらは現代作家のもの。これも入れ替はつてゐた。