2014-04-24

ほぼ毎日ジョニ・ミッチェルを聞いてるなあ

10枚組のボックスセットがあんまり安かつたから衝動的に買つてしまひ、デビュー作品のソング・トゥ・ア・シーガル(日本ではジョニ・ミッチェルといふタイトル)からブルーまでの4枚は何度か繰り返し聞いて、から途中を飛ばしドンファンのじやじや馬娘、ミンガスの2枚をひととほり聞いたくらゐで全然聞かなくなつてゐたのだが、年が明けてから余計にさうなんだけど、70年代のヒット曲が聞きたい、といふより、かう曲が浮かんで来て、いいなあ、懐かしさもあるし、で、遂にゲス・フーのアメリカン・ウーマンからはじまつてUFOのカモン・エブリバディにブラック・サバスのパラノイド、果てはノーマン・グリーンバウムのスピリット・イン・ザ・スカイまで買つてしまつた、それが遠因ぢやないか、と、事情説明してるとウンザリしてなにが言ひたかつたのか忘れさうになるけど、さうジョニミッチェルの話だ。
青春の光と影やサークル・ゲームが聞きたくなつて走るときにiPodに入れたことで、ほかのアルバムを聞いてみようか、と。バラにおくる、とコート・アンド・スパーク、夏草の誘ひ、はiTunesに落としてなかつたので入れて一枚づつ聞いてみたワケだ。ま、ジャコ・パストリアスやウェイン・ショーター、ラリー・カールトンが演奏に参加してゐる、逃避行、ドンファン、ミンガスは殆どジャズ。演奏にばつかり気を取られてしまふ。ブルー以降の、バラにおくる、から逃避行までの4作のスタジオ盤をずつと繰り返して聞いてきたのだ。つまり、バラにおくる、コート・アンド・スパーク、夏草の誘ひ、逃避行。いま気に入つてるのは夏草の誘ひの2曲目the jungle line。演奏が面白い。
もう少し繰り返して聞いてみようかな、と思つてるのは、むかしは、中学高校の頃なんて、毎日毎日繰り返し同じレコードを、なかなか新しいのは買へなかつたから何度も何度も聞いてたのになあ、と思ひ至ること屢屢なので。贅沢になつたんだよなあ、なんでも手に入るほど金持ちになつたワケぢやないクセに。結局それが言ひたかつたりして、爺臭ひ話だぜ。