2015-05-23

リトル・ダンサーで、またしても泣いてしまつた

ゆふべどうしてもリトル・ダンサー(2000年公開)が見たくなつて、9時すぎだつたけど、ええい、見ちやへ、と。主人公ビリー・エリオット(この映画はそもそも「ビリー・エリオット」といふ題名でこれでも別にいいぢやないか、と思ふけど、なんでリトル・ダンサーといふ邦題にしたのだらう)の家は労働者階級、ビリーにバレエをコーチしてくれる人は中流階級といふ階級の差ははつきり判るやうに撮つてゐる。日本にはないものだ。いまでもイギリスにはそれが残つてゐるといふことは不断あまり気にしないけれども。
今回見直して、また何度も泣いてしまつたが、クリスマスの夜にお父さんのまへで踊つてみせるビリー、そしてストライキ中なのに、ビリーのために炭坑に出て行くお父さん、そしてビリーのお兄さんとのやりとり。この辺でいつも涙がとまらなくなつてしまふのだ。
最後に成長したビリー役はアダム・クーパーといふ現役の、世界的に有名なバレエ・ダンサーなんださうだ。彼を有名にしたのは1995年の「白鳥の湖」だとwikipediaには書いてあるんだけど、この映画のラストも「白鳥の湖」なんだよね。兎に角、泣ける。