2016-01-23

フィトケミカルかファイトケミカルか

phytochemicalといふのがその綴り。以下「わかさの秘密」といふ、この記事のタイトルでネット検索したら見つかつたサイトから語の意味だけなので勝手に引用しました。
ギリシャ語で「ファイト(phyto)」は「植物」、「ケミカル(chemical)」は「化学物質」という意味なので、「ファイトケミカル(phytochemical)」は「植物由来の化学物質」。
意味はいいんだけど、ちよつとまへまでは確かフィトケミカルと呼んでゐたと思ふ。それが最近の、健康に関する書物ではファイトケミカルになつてゐて、どつちが正しいのか判らない。統一できないんだらうか。似てるけど違ふの?つていふ差だよ。面倒だなあ、言ひ間違ひは恥かしいからねえ、好いトシこいて。
具体的に手元にある本で調べると、
2008年に初版刊行の「夜中にラーメンを食べても太らない技術」(伊達友美著・扶桑社新書)といふ座右の書の中で、
P112「フィトケミカル」で体内の酸化を防ぐ
といふ小見出しがある。
一方、これも座右の書、2009年に初版刊行の「9割の病気は自分で治せる」(岡本裕著・中経の文庫)には、
P189の左端から7行目、
「それはファイトケミカルなど、ビタミンが吸収されたり云々」
2008年と2009年、一年で、もう違ふ。
序でに、フコイダンのことも。或る医師の書いた本の中に「フコダイン」つて書いてあつて、「フコイダン」ぢやねえの?どつちだよ、製品名には「フコイダン」と書いてあるので、こちらが正しい、と理解してゐる。