きのふは飲み過ぎたらしく

朝は８時ちよつと前まで起きられなくて目が覚めたのも７時半だつたしコーヒーを飲んでから又少し横になつてゐた。兎に角飲み過ぎた日の翌朝は猛烈な自己嫌悪が襲つて来る。よく喋る、どうしてそんなに喋るんだと後で必ず思ふし自分の意見を押し付けてなかつたか、とか、批判し過ぎてなかつたか、とか。だからとことん飲んで記憶がない時は死にたいくらゐ自分に嫌悪感が沸く。ゆふがたになつて、漸くそれも自分のやつたことなんだから、受け入れて生きるしかない、と納得させる。この繰り返しを、何年やつてんだ！と。酒のない国に行きたい二日酔ひ　また三日目に帰りたくなり。円生が一人酒盛りの枕で言つてたんだか、小三治だつたか。
ColdPlayとOasisを借りて来て聞いてた。それは前に書いた。
Oasisは半分続けて聞けない。聞き続けることが出来ないで止めてしまふ。ビートルズがもし今の時代に生きてたら作つただらう、と思ふやうな曲、と言へばいいか。世界中で何百万枚も売れたといふ（出典を後で調べます）「モーニング・グローリー」を聞いても、オレは最後まで聞き続けることが出来なかつた。曲が悪いとか嫌ひとかでは、ない。
ColdPlay（久し振りに来た弟のメールにあつたので借りたのだ）のはうはまだ聞き続けることが出来たし、幾つかの曲は心地よかつたのだが、どうもＵ２色を強く感じて、……。
いまどんな曲が流行つてるのか、いまの音を聞きたいと思ふのだが、この頃はどうもしつくり来ない。
７０年代〜８０年代に掛けて熱くロックを聞いて来た初老の男では、もう世代の違ひに付いて行けなくなつた、といふことなんだらうか。吉田健一は世代と言ふのは３０年くらゐのスパンを言ふので、だから親子は意見が違ふのが当たり前だ、といふ風な（勿論、もつと解り易く厳密な言ひ回しです）話をどこかに書いてたけど、いま2000年でそろそろ今の音との世代のズレが出て来る、つてことかなあ、と思つたのでした。