2008-12-20

灯油のポンブ

温風ヒーターでもストーブでもポリタンクから灯油を移さなくてはならないのだが、その際に使用するのはあの、ドクター中松が発明したといふ灯油ポンブ(正式名称は知らない)しかない。21世紀のいま現在、手動か電動かの違ひはあつても、原理は一つしかない。たつた一つの方法しかないのだ。こんな原始的な方法でしか灯油といふのは暖房器具に移動できない!
なぜ原始的だと言ふのか。あの灯油ポンブで灯油を移動しをへたあと、ただの一度も、まつたく一滴も漏らさずにポンプをポリタンクから取り外せたことがないからだ!仮にその場は上手くいつても、ポンプ内に必ず僅かに灯油が残つてゐて、ポンプを入れておく袋や容器の中で漏れてしまふのだ!
そのたびにいつも、騙されたといふか、小馬鹿にされたといふか、お漏らしをしたやうな惨めさを感じてしまふ。
これはきつと改良の余地がある。誰かなんとかしてくれ。