2008-12-24

恩人の死

ゆふがた館林の知人から電話があつた旨のメモが職場の机に貼つてあつた。なんだらう、どうしたんだらう、……もしかして、……携帯に掛けると留守電の伝言。こつちも電池切れ。家に帰つてから電話するつもりでゐたら、伝言を聞いて掛けてくれた。
12月16日の正午に江東区のマンションで火災があり、その出火元の部屋で恩人(名前も出てゐる)は火傷して重傷といふ記事があつた、といふ。全く気づかなかつた。インターネットで検索して確認する。お兄さんは全身火傷で死亡、と。
仕事を失ひ、住むところもなかつたとき、居候をしてゐたことがあるし、世話になつたなんてもんぢやない。金のない結婚式で披露宴の料理を作つてくれた人だ。
今年の夏の祭りに来ないか、と誘はれたのに、仕事の都合がつかなかつた。行つて会つてればよかつた。
電話で知つたときよりも、いまのはうがいろいろ思ひ出す。
ありがたうございました。
なにひとつ恩返しもできずに。
(火災で重傷、重体だつたのが12月24日の朝に亡くなつたといふ連絡があつたのだ。確かにこれでは重傷だとしか書いてないね、hiko8さんの言ふとほり)