2009-07-05

直感的に嫌ひな人

ま、さういふ人は挙げればキリがないんだけど。
先づ、なぜ彼が宮崎県知事になれたのか、なつたのか、それすら解らないし、なつたことで、宮崎県はそれまでとどうかはつたのか、かはらなかつたのか、またそれは田中康夫氏が長野県知事になつたことと比べてどうなのか、といふことも調べもせずに言ふのは気が引けるが、オレは彼に対して直感的に怪しい人物だとずうツと思つてゐたから、なにをどこで発言しようがまともに聞いたことは一度もない、と自慢したいくらゐだ。ただの不審人物であり、顔を見るだけで不快なタレントの一人だ。
先づ、テレビに映り始めた頃から師匠の腰巾着みたいだつた(さういふ胡麻擂りタイプも嫌ひだが、卑怯者はよくかういふ真似をし、それで悦に入る師匠とか上司もゐるのだから情けない)し、プライベートではいろいろあつたやうだが、決定的に思つた通りの人物、怪しい胡散臭い人物だつたといふ印象を持つたのは、マラソンを始めた頃にかつて陸上部に在籍してゐたらしいことを伏せてゐたことだ。ホントかウソか知らないが、陸上部員だつたら、必ずマラソンをしてゐたなんて誰も考へないだらうに、いかにも上岡龍太郎(だつたかな?この人もちよつと怪しいね)に誘はれて止むなく走り始めたといふ番組にしたかつたのかどうか、またそれは東国原氏の考へなのか、取り巻きの、マネージャーの、事務所の考へなのかは知らないが、小賢しい手段で見てゐる人を騙す、「感動的な番組」と自称する愚にもつかない見せ物番組を捏造するテレビや新聞の体質──愛は地球を救ふ、地球温暖化、エコ問題──にもゲロが出るが、彼は兎に角オレにとつてはただの卑怯者でしかない。
喋るときの口の動きがまるで人間とは思へないほど猛烈に気持ちが悪い或るタレント──1,000円札の顔にもなつたことがある小説家と同姓で若くして白血病で死んでしまつた女優の亭主でもあつた小説家と同姓の人物は、落語家の弟子だつたことをつい最近まで伏せてゐたのと同じくらゐ卑怯者なのだ。女子マネージャーを殴つた司会者もさう。
だから、卑怯者がなにか人の役に立つことをしたとしても、それは凡て自分のためでしかないんですよ。金銭や地位や名誉や、さういふことから離れて行動することは全くない、と信じてゐる、と言つてもいいかな。ただ政治の世界で上に立ちたいだけでせう。総理大臣になりたいのは本音、本心であつて、本人がなんと言はうと、理念や信念で政治をやつてゐるわけではなく、大学で政治を学んださうだけど、学校で習ふことと現実は違ふなんてことは中学生でさへ実感として持つてゐるワケで、ないよりはマシな知識でしかない地方の県知事には県民のことなんか一切頭にないさ。ただ政治のトップとして彼が考へる総理大臣になりたいだけでせうね。きつと小学校の頃に将来の夢は総理大臣なんて書いてあるんぢやないの。