2013-02-17

新聞の書評

まへから書きたいと思つてゐた(もしかしたら書いてゐるかも知れない)のだが、例へばウチはいま讀賣で毎週日曜には書評が載る。今朝も見たばかりだ。「本よみうり堂」といふらしいが、或は「よみうり堂本」かも知れない。左右の頁で文字の並びが対称になつてゐるからどつちが正しいのかは解らない。そんなことはどうでもいいのだが、これまでここで取り上げられた本の中で一冊として読みたいと思つた本がない、といふ不思議。たつたの一冊でさへ、だ。単純に計算して年間52回も日曜があり、取り上げるのが10冊として520冊、もう讀賣は3年くらゐだらうから1,560冊。それだけ紹介されてゐても、ない、ゼロだつた。オレが幾らか偏つた嗜好であるらしいことは薄々気がついてはゐるけれども、これほどまでとは不思議だ。