美術館へ行つて来た、寒いくらゐだつた

日付が前後するけど、1日に若林奮展を見てきた。いやあ、戸惑ひばかりですね、絵を見て理解する、作品を見て判る、さういふレベルではないね。デュシャンのはうがよつぽど判り易いと思つた。１階の展示を見てから次へ行かうとしたオレに会場にゐた係の女性が声を掛けて来て、どうでしたか、みたいな話だつたから、なんだこれ、つていふ作品ですよね、と言つてしまつたくらゐ。
なんで声を掛けて来たのか、そのときは判らなかつたけど、実はオレはしやがんで作品の裏側までも見てゐたし、溶接なのか（鉄の作品が多いから）、叩き出しなのか、ボルト止めなのか、なんでさうしてるのか、と、いろいろ思ふところがあつて、他にも見学者があつたけれども大半は中高生で、夏休みの宿題か何かなんだらうから無視して、見たいやうに見たワケです。それを見て、声を掛けてくださつたのでせう。
ドローイングも幾つかあつて、そのはうがよつぽど見てゐて安心したくらゐですね。彫刻作品は宿題でしたね。
行つた日は縁日の準備をしてゐるやうで、玄関まへの駐車場にはテントが張られてゐて、テントにゐた小父さんに駐車場のことを聞こうとしたら、向こうから近付いてきてくれて、ちよつと離れたところを教へてくれました。
まだ未消化な感じなので、後からいろいろ考へることもあると思ふので、これで終りではないかもしれない。いや、そのまへにこれまで見て来た美術展のことに触れなくてはイカンね。そして宇都宮美術館で今やつてるクレー展を見に行くかどうか。マグリットの大家族はどうやらマグリット展で貸出中らしいけど、クレーだけを見に行く?宇都宮まで。東京より近いかね。距離の問題ではないよ、東京に行けば西洋美術館の常設展示があるし、ヱビスのビアホールもあるけど、宇都宮つて何があるんだらう。