2015-09-24

原因は国語の授業ですからア(ギター侍、古い!)

9月17日の読売新聞。手書きの文字の字形について、かういふコラムがあつた。どういふ人を対象にしたのか書いてないが、常用漢字表にある漢字の幾つかについて字形に関する調査をしたらしい。どういふことか、字形なんて言つてもわからないでせう。
例へば「木」の縦棒を止めるか、刎ねるか。「女」の「ノ」が横棒から出てもいいのかどうか。さういふ手書きの文字の正誤についての調査らしいね。で、「木」の刎ねるを×にした人が多い、と。正しいものは一つだけだと解答する人が多い、と。
で、それはパソコンの普及によるものだ、と。
呆れてものが言へない。パソコンなんかぢやないよ、学校ですよ。学校の国語の授業で×にしてるんだよ。後は漢字検定とかいふ怪しいものが、正解は一つにしてるんだよ。
常用漢字表は知らないが、昔の当用漢字音訓表には附表があつて、書き順も含めて目安であり、止めるも刎ねるも×とはしない、参考だ、と説明してゐるんだけど、それではテストで点数に差が出ないから、刎ねたら×、つてしてるんだよ。
パソコンも一役買つてるかもしれないが。
文字は教科書体の字だけが正しいワケぢやない。フォントはタイポグラフィーといふデザインの分野ですから。相田みつをさんも書家だしデザイナーですから。
久し振りに記事書きました。気持ちに少し余裕ができたので。