2017-07-14

再審請求中の死刑囚に死刑執行

死刑の是非は別。
再審請求中の死刑囚は果して刑が確定したと見做してよいものかどうか。
確かに、刑の確定、死刑の執行を延ばす為の手段として、再審請求を繰り返し続けるといふのは有効だらう。
しかし、被害者側に立てば、裁判で死刑が宣告された犯人がさうやつて繰り返し再審請求するのをどう受け止めるだらうか。
犯人側に立つて、実は他に真犯人がゐるかもしれない、と考へる人は先づゐないだらう。だとすれば速やかな死刑執行を願ふ気持ちも判る。オレもさうだらうし、犯人が判れば自分の手で殺してやりたいと思ふ。
それでも、基本は「疑はしきは罰せず」であつてほしいのだ。少しでも疑はしいところがあれば、やり直してほしい。これは自分のためにも言つてゐるので、和歌山カレー事件の林さんは真犯人かも知れないし、三浦和義は一美さんを殺したのかもしれないし、石川被告は、平沢被告は、実は真犯人なのかもしれない。でも、怪しい、疑はしいところがあるのなら、罰せず。
今回の再審請求中の死刑執行は2回目だといふ。