2017-09-07

P-THPへの反論を見つけた

先月の血液検査で治療開始時のPSA数値にまで数値が上昇してしまひ、抗癌剤以外の治療はないものか、と、本を読み返したり、新たに「前立腺がんを生きる」といふ体験者48人へのインタビュー本を購入し読み始めたところだ。
偶然、ネットで前立腺癌のPSA数値について検索してゐたら、以前吉岡町の図書館で借りて読んだ「副作用のない抗がん剤の誕生」(奥野修司著・文藝春秋刊)についての意見を見つけた。
記事を書いたのは、大場大氏といふ、がん治療専門医。
氏は先づ、この本の著者に対して200名近い患者にこのP-THPが投与され、そのうちの30名に副作用がなく、2名に寛解が得られたとことから有効だと結論してゐるが、残りの170名の患者はどうなのか、と質問してゐる。
それは改めてオレも聞きたいと思ふ。読んだときは考へもしなかつたが。
氏は更に具体的に反論してゐるけれども、その反論は理に叶つてゐる。やつぱりそんな魔法の薬なんてないんだよね。長生きなんてしなくてもいいから、如何に元気で普通に暮らせるか、それだけなんだけど。PSAの数値に振り回されてしまふ。