2005-04-02

けさ寝起きに頭に浮かんで来たのが、

かう、例へばオレが車を運転してるとか、電車に乗るとかして移動してる時の、周りの見え方といふか感じ方といふか、まあさういふことをなんとなく説明出来さうな、先づ自分で自分に寝起きの頭で説明してたのが変だと言へば変なのだが、うまく行くかどうか、まあ、やつてみよう。これはTitleはありません。考へるのが億劫な時もあるからね。
かいつまんで言ふと、立体視、つてことかなあ。←因みにこの言葉は広辞苑(第二版!古い)には出てませんでした。オレたちは普段、立体的な空間の中で生きて生活してる。そのことに疑問を持つ人はゐないと思ふ。パソコンのキーボードだつてポコンと一つ一つ飛び出してるのは見て解るし、疑ひのない事実だ。
やつぱりさういふ話の持つてき方だとダメだね。あの、オレたち、いやオレだけかもしんないけど、オレは普段、宇宙といふ大きな、広い空間の中にゐるといふ実感がない。腹が減るとか、ウンコが出さうになるとか、さういふ緊迫した実感がない。立体的な現実の中で暮らしてるけど、それが広ォーい空間の中だといふ実感がないまま暮らしてるわけだ。でも、それが不意にその広さと言ふか、大きさを実感する、体験することがあるといふ、さういふ話がしたいわけ。で、それはオレだけなんだらうか、つてことが知りたい。だからいろいろ説明しなくちやならんのだが、……。
始めのはううの、移動中のオレに戻つて下さい。ちよつと一緒に想像して下さい。
ふと見ると右手に幾つかの家が点在してゐます。一塊ぢやなく、前後したり、離れたりしてるのが見える。これをA地点と呼びます。オレは更にAよりも後方の、より遠くの地点にまた別の集落があるのを見つけます。これをB。次にオレの進行方向とAが垂直に交はる点をA'、Bと交はる点をB'とします。便宜上、オレをCとしませうか。
点C、つまりオレが先づA'に近づきます。速度はこの際度外視しますが、普通に車で進んでると考へて下さい。そんなことに気を取られてたら事故を起こしちまふだらう、と心配になる方は電車でやつて見て下さい。
Aが次第に点Cと平行になる位置へと移動する時、その時の位置関係なんだけど、もう時間がない。弁当作らなきやならない。
どう見えるか。それでなにが言ひたいか。それは宮崎駿のアニメにはその辺が見事に描かれてる、つてことで、氏のアニメは内容とか、殆ど興味が沸かないけど、そこだけは凄いな、と、さういふ話になるでせう。