2005-05-06

ビデオの話が途中だつた

「スパイダーマン2」はその前に見て置かうと決めてた2作品を見たので安く借りられるまで待つて、DVDのはうを借りた。最近だと「マトリクス」がオレにとつてはさうだつたやうに(さうでない人も当然ゐるわけだし、けしてオレの意見が正しいとは思つてませんが、)「2」が「1」よりも失速することが多いんだけど、これは落胆することはなかつた。ぢやあ「1」より面白いかと言へば、それはなんとも言へない。
で、「ザ・ギフト」のつづき。インターネットで映画のデータを検索する時によく使ふサイトが2つあつて、そのうちの個人のサイトではなくて、感想なんかをメールで送れるはうで「ザ・ギフト」を調べたら、何人かの意見の中に音がなんとも怖がらせてるのがどうも、みたいなのがあつたけど、生憎音は絞つてゐたのでそれについては解らない。でも、ケイト・ブランシェットはいい。なんでだか解らないけど、いい。なのに名前すら知らなかつたんだから、随分ビデオや映画から遠ざかつてたなあ、と感じる。もともと役者さんの名前を覚えるのが苦手だ、つてことはHPで書いたけど、それにHPでも書いたやうに「L.A.コンフィデンシャル」のケビン・スペイシーとかラッセル・クロウとか、名前も知らなかつたし、だからこの映画の前後から、話題になつたのを1年遅れとかで見る程度で、ビデオとか映画とかを見る時間がなくなつた、作れなくなつたのかも知れない。
で、「ザ・ミッシング」を借りてしまつた。ケイト・ブランシェット主演です。ロン・ハワード監督。トミー・リー・ジョーンズも出てます。長い。2時間以上ある。たつぷり見たなあ、と満足した。終盤までなんともやりきれない、カタルシスのない展開で、人生みたいな苦みがありましたが、ロン・ハワードつて、もう役者やつてないんだらうか。「アメリカン・グラフィティ」が最初で最後なんだらうか。今度、忘れなかつたら調べてみよう。……で、オレは全く無知だつたのだが、彼女は「ロード・オブ・ザ・リング」にも出てるんだ。結構、いろんな映画に出てる。こないだイオンでも上映してた「アビエイター」にも出てるんだけど、キャサリーン・ヘップバーンの役で。でも、これマーチン・少しエッチ、ぢやなかつたマーチン・スコセッシが監督でデカプリオも出てんだよなあ。ちよつと抵抗あるなあ。インターネット情報ではケイト・ブランシェットのこと褒めてんだよなあ、かなり。
おつと、「シンプル・プラン」のことを忘れてるぞ。これはですね、役者とか絵的な面ではいいんだけど、ストーリーで納得出来ないことがある。クリント・イーストウッドの「ミスティック・リバー」もさうだつたけど、やつぱストーリーを重視する、といふか全体の拠り所、骨格として据ゑるなら「なんで?」つてのがあつたらマズいと思ふ。「シンプル・プラン」の殺人の動機は同調出来なかつた。しやうがねえよなあ、やつちやあいけねえことだけど、これぢやあなあ、つてのが主人公たちに「ない」。教科書的な意味で言つてるんぢやなくて、オレには納得いかなかつた。これは昔読んだ松本清張のなんとかいふ短篇で、窮地に追ひ込まれる主人公の小狡さが鼻持ちならなくて破つて捨てちまひ、それ以来氏の小説は読んでないんだけど、それほどではないけどね。
途中だつたのは、ここまででどうにか区切りが付いたかな。
そしたら、次は映画館で見た「ハイド・アンド・シーク」のこととレンタルDVDの「ザ・ミッシング」のこと。