2008-04-06

時には追悼を

携帯は見つかつた。紛失して殆ど持つてる意味なし、といふ確認が出来た途端に見つかるといふ皮肉な話。
話はかはつて、このまへの休みに近くのアピタといふデパートなんでせうか、半分くらゐテナントみたいだからパルコ風なんでせうか。兎に角さういふ店で、本屋をぶらぶらしてたら、打海文三の「ハルビン・カフェ」(角川文庫)があつて、買ふかどうするか迷つてる本なのだが、帯の背に「追悼」の文字が。え?もしかして、打海文三が死んだ?だつてまだそんなトシぢやないでせうに。早速携帯のiModeで調べたら、なんと去年の十月に心筋梗塞で亡くなつてゐたのだ。享年59歳。オレと7つしか違はないぜ。「時には懺悔を」は感動的だつた。で「ハルビン・カフェ」で大藪春彦賞取つたといふから、いつか読んで見るかなあ、と思つてたのだ。ご冥福を祈ります。