2016-04-26

もう直ぐ一箇月

漸く一箇月が過ぎようとしてゐる。長いなあ。きのふも友だち(かういふ呼び方をしていいものかどうか、本人たちの了承を得てゐないのに勝手にさう呼ぶ)と一緒に昼飯を食べたときにも話したけれども、これまでの二箇月分くらゐ掛かつてるやうな気がする。
先づ一日が長い、先は短いけれども。年寄りはみんなさうなのかね。
それに食べ物の味とか、景色とか、敏感になつてる気もする。これつて末期の眼(川端康成の本にさういふのがあつた気がするが確認するのが億劫だ)ぢやないか、と思つてたけど、気持ちに余裕があるからでせう、と言つてくれた。さうなのか。余裕はないんだけどね。朝起きて、何時までに仕事に行かなくちやならない、と考へなくてもいいのは気楽だけど。
けふは10時過ぎに、ゆふべテレビで見たしまむらのTシャツを買ふつもりで橋向かうへ出掛けた。日赤の直ぐ傍にもあるんたげど、治療以外ではあんまりそつち方面へ行く気にならないので、新山町のはうに行くことにしたのだ。足利学校から鑁阿寺周辺は既に観光客が散策してました。けふも平日だよなあ。改めて足利は観光地なんだと自覚する。
結局、Tシャツは買はなかつた。あの、ローリング・ストーンズの大口開けたイラストのTシャツを買ふつもりだつたんだけど、黒しかない。もう黒は要らない、仕事で散々着たから。明るい色の物にしたいよ。
熱も36.5℃くらゐに落ち着いて、咳き込みも殆どなくなりました。きのふ、外出して友だちと楽しい時間を過ごしたことがよかつたのでせう、きつと。
(これまでだつたら、それはオレの独りよがり、一人相撲だと思ふやうにしてたけど、もうこれからはみんなもさうだつたんだ、と決めつけるから、覚悟してくれ。)