2017-12-30

糖質制限かぶれ、その①

一気にPSAの数値が4桁ぎりぎりまで上がつて、これは尋常ではないと。骨にも転移してるし、自力でなんとかする方法は、といふワケで、10月半ばから、e-クリニックの冊子なども参考に糖質制限を始めて2箇月半。そのあひだに考へたことを纏める。
普通は糖質制限すると糖質制限ダイエットといふのがあるくらゐで、痩せる、と思つてゐたら、あんまり変らない。いや殆ど変らない。体重はちよつと減つたくらゐ(こないだ湯ららで入浴前に計つたら59kg、1〜2kg落ちた)だけど腹の肉はぶよぶよあるから残念ながら筋肉が減つたのだらう。
そこでつくづく感じたのは、この糖質制限といふ食事制限は、素人が気楽に始めるものぢやない、といふこと。
感想を纏めるまへに、先づ実際の数字を挙げよう。
男は一日どのくらゐの糖質を摂つてるかと言ふと、250〜300gなんださうだ。オレはいま一日150gを目安にしてゐるんだけど、100gを切ることは滅多にない。月の半分が100g〜150g未満、残りの半分が200g未満に収まつてゐる程度の糖質制限だ。ご飯や麺類などの炭水化物は一日一食、昼のみにしてゐるが、たまにはどうしても酒のツマミに焼きそばが食ひたい、とか、さういふときは無理をしないことにしてゐた。
でも、この糖質制限は緩い。オレの病気に効果が期待できるのは一日50g以下だ。つまり一日ご飯一杯食べたら(しかも150gでは摂り過ぎ)、一切の糖質を摂れない。それはもう始めるときに無理だと思つて、150gにしたけど、それでも糖質は実に多くの食品に含まれてゐて、これを厳しく制限するには、栄養士などの資格を持つか、持つてなくても栄養全体に関する知識がある、或は手近に本なり資料なりがある、さういふ条件がないと危険だ、と実感した。
なぜなら食品の栄養は糖質だけで考へればいいものではないいからだ。さう、カロリー、脂肪、そして食品添加物のことも無視できない。