2016-05-12

そのまたつづき

ひつこく「裏切りのサーカス」のことで、この映画で気に入つてるところは男女の絡みのシーンが極端に少ないことで、殆どの映画が、ホラーものでもサスペンスものでも、ゾンビものでさへ、男女が抱き合つてキスしてベッドで懇ろになつて、といふイチャ付く場面があり、ウンザリだし、他にやることはないんか、或はさう思はせる場面の撮り方はないんか、わざわざ裸にならんでもええよ、と、そのたんびに思ふんだけど、これには一箇所だけだ。でも、これすらも要らないと思ふんだよね。工作官のリッキーとソ連(前回ロシアつて書いたけど、設定ではソ連みたいだ)の情報部員イリーナとのことはスマイリーとの会話の中なので、深い仲になつたと話せば済むでせう。
最後に一つ。外務次官のオリヴィア役サイモン・マクバーニー(1957年生まれ)なんだけど、ロマン・ポランスキー(1933年生まれ)に似てる、つて話はまへにも書いたかもしれない。