2007-06-27

網野善彦を読み直す

いま網野善彦を読み直してる。
「日本の歴史をよみなおす(全)」の「続」、後半部分が実に強烈な刺激とスリルがあつたので。スリルが大事だ、オレの場合。思考のスリルとか。真実はどうでも、池田満寿夫が推理した写楽説はスリル満点だつたから。
それにつけても光市での母子殺人事件の差し戻し裁判の行方が気になつて仕方がない。最高裁で死刑判決すればよかつたんだよ。
しかし、広島高裁は控訴棄却だつた過去があるのだ。もしかしたら最高裁の差し戻し理由はオレの読み違ひか。
「甘えたかつた」余所の奥さんを、死んでしまつた後で陵辱するかい。死に値する行為でせう。
「犬がある日かはいい犬と出会つた。……そのまま「やつちやつた」、……これは罪でせうか」と獄中から友人に書き送つたといふ被告。
犬以下だろ。犬はウンコや土を食ふよね、たしか。
罪を犯したことよりも、それを反省せずに助かりたいといふ心根が感じられるので、人間としてクズだと思ふ。さういふ人間を弁護しようと思ふ人たちも嫌ひだ。嘘つきだし、インチキだ。
水道関係の検査員と偽り、母親の首を絞めてゐるあひだに泣き出した11箇月の子どもを床に叩き付け、用意してゐたヒモで首を絞めたこととについての説明が聞きたい。