2007-06-21

欧米か

今朝、サマータイム導入云々の話をテレビでやつてた。その中で「欧米では既に、……」と解説。カチンと来た。敗戦から50年以上たつても、未だに欧米偏重かい?たかがテレビ番組の、朝のニュースに過ぎないけれども、どうも気に入らない。そもそも朝からテレビの音がしてゐる、といふ環境が基本的に厭なのだが、もう20年近く朝からテレビの音を聞かされてゐる。なぜテレビを点けるのか。時間を知りたいから。時計があるだろ。そんな遣り取りを何度か繰り返したが、納得できる理由も提示されないまま続いてゐる。別にゆつくり寝てゐたいワケではない。5時半頃には目が覚めてしまふんだから。朝はテレビの音がしないと、静かに時間が流れて行くのが感じられるんだよね。
話が逸れちまつた。要するに、日本は遅れてるから進んでる欧米を手本にして、……といふ卑屈な見方をいつまで続けるつもりなんだ、と言ひたいのだ。新聞やテレビなどの報道メディアに関はる人たちは如何にも時代を先取りしてる風を装つてゐるけど、頑迷で紋切り型で貧しい感性の人たちばかりだな、と感じる。きのふ職場で偶然聞いた「われわれ庶民」といふ言葉。重箱の隅を突つくやうで厭なんだけど、庶民つてのは貴族階級に対する呼称なんだから、制度上、貴族階級がない日本には庶民はゐないことになるでせう。市民や国民ではなぜいけないの。庶民と言ふはうが清く正しく慎ましくみたいに感じるのかなあ。自戒も込めて、言葉は正しく使はう。自国の言葉も満足に使へなければ、自国の文化も愛せないし、国を愛するなんてことは出来ねえよなあ。そこに住む人間のことだつて、どうでもよくなる。自分さへ良ければいいんだ。金さへあればいい。国が滅びてしまふよ。社会保険庁の年金問題なんて、結局はさういふ不心得な人たちが引き起こしてゐるワケだよ。いみじくも広瀬隆は東京に原発を!と言つたが、また話が逸れちまふ、……