2008-08-30

相変らずの

小林信彦でした。──と言ふのは、
けふは病院行つて診察受けて高血圧の薬貰ふ日で、土曜日はさあ、診療点数が加算されるんだよなあ、今度は土曜ぢやない日に前倒しで行くぞ。土曜は混みさうだし、二時間は最低待合室なので、待つてるあひだに読む本は、……と本棚、押入れ探したけど、どれも続けて読む気になれない。
「パラサイト・イヴ」、「四十七人の刺客」、「ロビンソンの家」、それと息子から「読むかい?」と言つて渡された「ひぐらしのなく頃に」上下巻、読みかけて中断してる「フランドルへの道」などもあり、迷ふんだけど、どれ一つ、けふは読む気にならない。
しかたがないからBookOff経由で病院へ行くことにした。
それで小林信彦の本があつて、ま、いいか、と買ひ、序でに小河君がよく読んでるといふパトリシア・コーンウェルの「検死官」も買ひました。
「検死官」は厚くて活字も小さいから、ちよつと引いてしまひ、小林信彦の本から。
「はじめに」かうある。ベストテン選びは好きぢやない、と言ひ、さういふことは「そこいらのいもコラムニスト、下司評論家のやるものだ」と。
かういふことを言ふこと、そのものが下司だよ。小林信彦はオヨヨ以外にも結構何冊か読んだし、それなりに面白かつたけど、丸谷才一と同じくらゐ「あんた何様」発言だよなあ。
似たやうなことを言つても、吉田健一や植草甚一には腹が立たないのはなぜか。好き嫌ひだけなのかねえ。