2015-01-20

お客のまへで笑ふ

なんてことは最低だと言ふ話。
きのふ所用があつて某菓子店を訪問。駐車場には先客と覚しき県外ナンバーの車1台。店に入つて予め決めてゐた品物を依頼した途端、1人の女店員が「プフッ」と笑つた。オレの頼み方がをかしいのか、商品名が違ふのか、と思つた。しかし、応対に出た別の店員は、商品名と個数をオレの言つた通りに繰り返したので間違ひではない。なのに、なぜ、あの店員は笑つたのか。オレが袋詰めを待つあひだに、駐車場にあつた車から夫婦が店に入つて来た。そして商品の賞味期限に就いて確認したのだが、その応対をしたのが、さつきの笑つた店員だつた。
推測だけど、先客は、といふのはオレの後から店に入つて来た客だけど、複数回に亘つて賞味期限に就いて確認したのではないだらうか。充分説明したにもかかはらず、駐車場を出ないでゐるのを訝つてゐたところへ、オレと前後して店に再び戻つて来るのを目撃して、またか、まだ納得して貰へないのか、といふ意味で、困つたなあ、の照れ隠しにちよつとプフッと吹いてしまつた。
これは善意に解釈してゐる。ホントに何回言はせるのよ、大丈夫ですよ、つて言つたでせう、解つてほしい、なのに、ああ、また来ちやつた、といふ意思表示のつもりで、仲間のてまへ笑ふしかない、のかも知れない。
でも、一瞬オレが笑はれたと思つたんだよね。オレはいつでも誰かに見下されて笑はれる可能性を覚悟して生きてるから。
お客のまへで笑ふときは注意が必要だよ、わたしのこと笑つたてたでせう、と詰め寄られた経験があるので、戒めとしてね。
このお店は敢て実名を出します、香雲堂朝倉本店です。オレはたぶん二度と行かない。他の香雲堂で買ひます。まへにもやはり失礼だな、と思ふやうな言動があつた。見下してゐるやうに感じることが何度かあつた。ケーキなどを扱つてゐる入口右側の人たちには、まだ一度も不快な思ひをしたことはありません。左側の、ギフト商品といふのか箱入りを売つてるはうの話です。