人の迷惑にならないやうにすること

けふ織姫神社に行つたら、のぼり口に自転車が数台あつて、高校生らしい集団がゐた。正面の二百数段ある階段付近を避けて自転車は停められてゐた。それを怒るワケにはいかないだらう、正面の階段をのぼる人のはうが多いのだから。オレは正面左の縁結び坂をのぼることのはうが多い。病気になつてからのお礼参りなので、そつちを使ふことのはうが多いのだが、それは個人的な事情だ。
ところが近づいて行くと縁結び坂に入れないほど自転車は停められてをり、その周辺に高校生がゐる。オレがそつちへ向かつても誰一人その気配を察知しない。携帯をいぢるもの、会話しながら笑ふもの。誰かがそこを通るなんてことは頭にないらしい。
以前、どこかの体育系の部活の生徒（小学生は児童、中学高校は生徒、大学は学生）が織姫神社の階段でトレーニングをしてゐるところに出くはしたことがある。学校はわからないし、どんな競技なのかもわからない。階段にはかう注意書きがある。トレーニングで使ふときは片側にして下さい、と。手すりで左右に分けられてゐるので、一般の参拝客に迷惑がかからないやう、生徒のトレーニングにも役立つやう、さう注意書きがあるにもかかはらず、両方使つてゐる部活の練習に出くはした。生徒だけなら仕方がない、さういふ人の迷惑になるかもしれないといふ心配りなど無理だらうから。しかし、そのときは引率らしき教師がゐてそのザマだつた。
遠慮とか、配慮といふのは死語なんだらうね。
オレは口には出さなかつたけど、
君たちの自転車で通れないことを言はないといけないのかな（おめえらの糞自転車が邪魔で通れねえんだよ、バカ）
少なくとも人が近づいてゐたら、通れるやうに配慮するくらゐの気持ちがないと（バカ面して携帯見てヘラヘラ突つ立つてねえで退けボケ）
迷惑に感じる人もゐるんだよ（つまんねうとこでイライラしなくちやなんねえんだよ、糞バカ）
走つたり、歩いたりしてると、いろんな人に出会ふね。会釈しても返さない高齢者には驚く、意外に多い。車で移動してるとわからないことがたくさんある。