2014-02-23

また大友克洋の特集本を買つてしまつた

2012年4月号の芸術新潮、大友克洋の衝撃といふ特集を買つたことがある。このときもずゐぶん迷つて、新聞広告で見たときから、ほしいなあ、と思ひつつ、いやいや、そんな特集なんぞを読んで解つた気になつてどうする、実作品を読み込んでオレにとつて大友克洋観を持たなくきやイカン、と諦めたのだつたが、偶然、ノートを買ひに、だつたか、システム手帳のリフィルを探しにだつたか、橋向うの、線路の向うの岩下書店へ行つたとき、発売から3箇月も経つてゐたのに、数冊積んであるのを見つけてしまつた。そのまま行き過ぎてしまへばよかつた、手に取らなければよかつたのだ。パラパラとめくつたら、もうほしくて仕方がない。実際のところ大友関係のページは全体の半分くらゐしかないのにこの雑誌は税込1,500円(単行本だつて買へる値段)もするのだ。750円分はオレにとつてはどうでもいい記事だ。しかし、逆に750円で、いまの大友克洋についての記事がある、原画も載つてる、アトリエ写真も、インタビューもだ。買しかないだろ。
それから今年の正月だつたと思ふが、また岩下書店で見つけてしまつた。
この本屋は古い芸術新潮とか、なぜかオレが興味を持ちさうな雑誌をストックしてゐるやうなのだ。勿論、それは偶然なんだらう。返品忘れ、とか、予約したのに取りに来なくて、もしかしたらいつか来るかも知れないと店頭に並べてゐるのかもしれない。まあ、それは兎も角、今度はBRUTUS。特別編輯、大友克洋再起動、そして、といふタイトルで、なんと付録として特別短篇とAKIRAのシール。正月は我慢した。しかし、けふは無理だつた。なぜなら1冊しか残つてゐなかつたから。(暮れに買つた、芸術新潮1月号大特集デビュー60周年つげ義春マンガ表現の開拓者がまだ全部読み切れてゐないのに、どうしよう)

2014-02-17

ドリームハウスが面白かつた

ダニエル・クレイグ主演の映画で、ほかのレンタルDVDの紹介で知つたのだつたか。「シックス・センス」とか「アザーズ」とか「ザ・ウォード」とか「アウェイクニング」とか「シャッター・アイランド」とか、一回見るとカラクリが解つてしまふので、残念だと言ふ人もゐるだらう。それはまあ、最初の期待感はなくなるが、オレは結構繰り返して見るはうだ。ミステリのトリックと同じで、それが解つてしまへば終りといふものばかりではない。ダニエル・クレイグは上手でした。「ドラゴン・タトゥーの女」ではあまり印象が残らなかつたけど。奥さん役はいまの奥さんなんだつて。綺麗な人だなあ。