2008-12-31

どうにか予定してゐた距離を走り終へて、いろんなことが今年が一つの区切りであると思はせる

もちろん具体的な根拠はない。
例へば今年のジョギング。きのふ10km走つてちやうど740km、累計で133,00km。残り26,700km。
これは走り始めてから15年間の累計だから、年間1,000km走つてゐないといふ不本意な証明だし、740kmも13,300kmもけして区切りがいい数字とは言へない。なのに区切りいいと感じてしまふのは、これまで一度も100km単位でおはつたことがないからだ。10km単位、km単位で端数が出てゐたのだ。尤も、今年の場合、11月に目標の数字は立てたけど、気分や体調、人付き合ひや仕事の都合でなかなか目標通りにはいかない。それが今年はどうにか達成できたといふことなのだ。

2008-12-24

恩人の死

ゆふがた館林の知人から電話があつた旨のメモが職場の机に貼つてあつた。なんだらう、どうしたんだらう、……もしかして、……携帯に掛けると留守電の伝言。こつちも電池切れ。家に帰つてから電話するつもりでゐたら、伝言を聞いて掛けてくれた。
12月16日の正午に江東区のマンションで火災があり、その出火元の部屋で恩人(名前も出てゐる)は火傷して重傷といふ記事があつた、といふ。全く気づかなかつた。インターネットで検索して確認する。お兄さんは全身火傷で死亡、と。
仕事を失ひ、住むところもなかつたとき、居候をしてゐたことがあるし、世話になつたなんてもんぢやない。金のない結婚式で披露宴の料理を作つてくれた人だ。
今年の夏の祭りに来ないか、と誘はれたのに、仕事の都合がつかなかつた。行つて会つてればよかつた。
電話で知つたときよりも、いまのはうがいろいろ思ひ出す。
ありがたうございました。
なにひとつ恩返しもできずに。
(火災で重傷、重体だつたのが12月24日の朝に亡くなつたといふ連絡があつたのだ。確かにこれでは重傷だとしか書いてないね、hiko8さんの言ふとほり)

2008-12-20

灯油のポンブ

温風ヒーターでもストーブでもポリタンクから灯油を移さなくてはならないのだが、その際に使用するのはあの、ドクター中松が発明したといふ灯油ポンブ(正式名称は知らない)しかない。21世紀のいま現在、手動か電動かの違ひはあつても、原理は一つしかない。たつた一つの方法しかないのだ。こんな原始的な方法でしか灯油といふのは暖房器具に移動できない!
なぜ原始的だと言ふのか。あの灯油ポンブで灯油を移動しをへたあと、ただの一度も、まつたく一滴も漏らさずにポンプをポリタンクから取り外せたことがないからだ!仮にその場は上手くいつても、ポンプ内に必ず僅かに灯油が残つてゐて、ポンプを入れておく袋や容器の中で漏れてしまふのだ!
そのたびにいつも、騙されたといふか、小馬鹿にされたといふか、お漏らしをしたやうな惨めさを感じてしまふ。
これはきつと改良の余地がある。誰かなんとかしてくれ。

2008-12-14

読書日記の形態の変更について

どうも「(ときどき)読書日記」が生かされてない、生きてないといへばいいのか、冊数に囚はれてないか。No.を入れてくとどうしてもいま何冊読んでて今年に入つて何冊目で、みたいなことに気が行つてしまふ。のと、タイトルに挙げた本について書かなければならぬ、といふ自縛がある。なにをどう書いてもいいのに自分で形に囚はれてしまふのだ。
なので、区切りのいいところで「Ⅱ」に移行し、現「50才からの(ときどき)読書日記」」は「Ⅱ」からしか行けないやうにするつもり。ここからは行けない。
読んでることを日記みたいな形にしたい。読みました、かうでした、──ではなくて。
いま半分くらゐ読みかけた短篇集が2冊と、「ループ」が単行本だけど105円(でなかつたら買はない)で手に入つたし、ちやうどけふが討ち入りで──勿論、実はそれは旧暦だからホントは1月30日なんだけど──「四十七人の刺客」を暮れに読まうと思つて夏に買つてゐたし、まあそれらを読み終へてから、たぶん来年からかな。
今年で3年続いた訳だが、週に1冊くらゐのペースならいいかな、と思つてたから、いま現在152冊、だから後4冊で156冊、÷3=52だな、などと考へてしまふのが厭なのだ。さういふ性分が堪らなく厭だ。

2008-12-01

どうでもいいことなんだけど、気になる黒マメ・コンビの秘密?

つづけて4冊、黒川博行の本を読んで、もつと早く読めばよかつた、と後悔頻りなのだが、デビュー作、つまりサントリーミステリー大賞の佳作になつた「二度のお別れ」と続けて同賞佳作「雨に殺せば」のどちらにも登場する黒マメ・コンビのことなのだが、アレ?と思ふところがあつたのだ。
マメちやん、こと亀田淳也は年齢(30ちよつと前)も既婚(妻・雅子)であることも同じで、しかも「二度のお別れ」(4月の事件)で年末出産予定と書かれてゐたのが「雨に殺せば」(12月の事件)の後半で女の子(名前は樹理)が生まれるところまで整合性があるのだが、黒マメの黒のはう、黒木憲造のことなのだ。
「二度のお別れ」の黒さんは黒田憲造。黒は同じでも田と木の一字違ひ。年齢は35歳くらゐ。既婚で妻・佐智子、娘・美加5歳と茨木市梅山台に住んでゐる。所属は捜査一課第6係、村橋係長の部下。一方、「雨に殺せば」の黒さんは黒木憲造。30半ばで独身。北区天神橋筋六丁目に住んでゐることになつてゐる。捜査一課強盗班(宮元班)第二係、服部係長。
この次に「八号古墳に消えて」といふ黒マメ・コンビものがあるさうでだが、これはいまのところ手に入りさうにない。なので、代りに短篇集「てとろどきしん」の中で黒マメ・コンビが出て来る「てとろどきしん」「帰り道は遠かつた」「爪の垢、赤い」で調べると、「雨に殺せば」の設定になつてゐる。所属も同じ。
まあ、どうでもいいことなんだけど。因みに黒川博行の奥さんは日本画家でマメちやんの奥さんと名前がおんなじ(wikipediaより)。