板倉さんの話

知人と呼んでは失礼だらう、全然親しかつたワケぢやないし、向かうはまつたく覚えてゐないはずだけど、不思議な人だなあ、と感じて、気にはなつてゐた。
こないだ北橘の祭りの現場で中学のときの同級生に会つて話しかけたら、こつちのことは記憶にないさうだ。さういふものだし、それでいい。逆にこつちが記憶にない同級生もゐるはずだから。
板倉克行さんはまへの職場でお会ひし、その演奏も聴いたし、CDも2枚頂いた。何度か聞いたことはあるけど、一体どの辺の位置にあるのか判らない。つまり最先端を走つてゐるのか古いスタイルのジャズを楽しみながらアレンジしてるのか、その辺。フリー・ジャズつていふ色分けらしいけど。
2014年の1月10日に亡くなつてゐた。享年70歳。ご冥福を祈ります。けふは板倉さんのCDをもう一度聴いてみようと思ひます。（板倉さんはピアニストです）

Tramp

名詞で使はれるときの最初の意味には、踏みつけること（音）と書いてある。2番目は浮浪者。大統領の綴りはTrumpで、切り札とか奥の手といふ意味が出てゐる。
発音記号はtramp【træmp】trump【trʌmp】で違ふんだけど。
Trafficの曲を聴いてゐて、2枚目のアルバムに入つてるVagabond Virjinつて曲で、バガボンドつてどういふ意味だつけ？で調べたら、trampが出て来て、ちよつと面白いな、と。片仮名で書いたら、どつちもトランプでおんなじだから。
因みにvagabondは放浪者、浮浪者、ごろつき。

きのふ始めてサークルKサンクスに入つたぜ

たぶん一度も店内に足を踏み入れたことがないコンビニだと思ふ、サークルKサンクス。
上武道路の西久保出口を下りたところに前橋富田町店といふのがある。通勤で上武道路を使ふやうになつてから、あ、ここにサンクスがある、サンクスつてきつと入つたことないぞ、と気がついて、いつか入つてやらう、と思ひつつ果たせないでゐたのだ。
さうしてつひにきのふ、足利への帰り道、運良く信号待ちをしてたから思ひ出して寄つたのだ。信号待ちがなかつたら、たぶん通り過ぎちまつて、あ、さうだあ、サンクス寄りてーんだつた、と悔しい思ひをしたはずだ。お名前は存じませんが、信号機さん、ありがとよ。
入口近くに車を停め、ドア越しに店内を探るが、ごく普通。この辺りで見掛けるコンビニで少しばかり印象が違ふのはミニ・ストップくらゐかねえ。よく見るとドアにはTポイント・カードのマークが貼つてあつて、どうやら中身はファミリーマート？
序でにトイレを借りることにし右奥へむかふ。ドアに「化粧室を利用するときは店員に声を掛けてください」と貼紙。一瞬、躊躇ふ。が、化粧室ぢやないから、トイレだから、と自分に言ひ、やましさをちよつと残しつつ店内を物色。ファミリーマートのブランド品が多い。もつとよく観察しないとサンクスのことは判らないぞ、と戒めつつも、まだ後１時間は運転しないとならんし、といふことは時間がないワケで、腹も減つてるし、早くビールも飲みたいし、ファミリーマートコレクションのフルーツミックス500ml１本100円（税込）を買つただけで、店を後にしたのだつた。

今度は百足に咬まれた

夜中の２時過ぎ、とつぜん左足の親指の付け根に強烈な痛み。まだ頭は眠つてるから、事態を飲み込めない。なんだ、蜂か、と思つてると今度は右足の同じ辺りにも痛みがあり、飛び起きて電気を点けると、百足がゐた。10cm以上はあつた。クネクネ逃げる百足に手近にあつたガラケーを叩き付ける。体の途中が潰れても、まだ逃げる。三回くらゐ叩き付けたら、動かなくなつた。でもまだ死んでないみたいだつたが、枕元のティッシュでくるんで思ひきり潰した。
まつたく百足に咬まれるなんて、なんて災難だ。
それにしても痛みが酷い。なんか厭な予感がして、居間へ行き、百足に咬まれたらどうすればいいのか調べることにした。かういふときに限つてiPadの動作が鈍いんだなあ、イライラする。
ネット記事には、かう書いてあつた。
百足には毒があり、スズメバチと一緒でアナフラキーショックで死んでしまふこともある。
応急処置は冷水で冷やす、つてのと、温水で温める、といふ逆の方法が出てる。温水のはうが新しい処置法らしいので、風呂場へ行き、シャワーで温水をかけた。温水で毒を流すといい、つて言ふんだけど、咬まれた跡もよくわからない。爪だか歯だかが刺さつてゐたら抜く、とも書いてあるけど、それらしいものはない。指で触れても棘が刺さつたときみたいに痛みが走ることもなかつたから。
後はムヒとか、虫刺されの軟膏を塗ればいいんださうだ。軟膏はお袋に聞かないとどこにあるのか判らないけど、とりあへずこれでいいのか、自信がないが、さすがに救急車は躊躇われ、消防に電話した。話を聞いてくれてアドバイスをしてくれる病院や医師が知りたかつたのだ。
この時間は群大病院だと言ふ。病院の番号を聞き、掛ける。繫がらない。ネットで市内の救急センターを調べるが、iPadがさくさく動かない。また群大に電話。繫がつたが、いま救急が入つたので先生には直ぐに聞けないと言ふ。当番医は（たぶん前橋の）日赤だと言ふので番号を教へてもらふ。
日赤は直ぐに出て、百足に咬まれたことを説明すると救急へまはしてくれた。医師が出て、百足の毒は命にかかはるやうなことはないので、痛みが続くやうなら、また連絡してくれと言ふ。命にかかはることはない、その一言で安心した。
お袋を起こしてムヒを出してもらひ、つけて寝た。まだ近くに別の百足がゐるんぢやないか、とも思つたが、そんなにゴロゴロゐるワケねえよ、と言ひ聞かせ、どうにか眠れた。お陰で朝は寝過ごしてギリギリで、慌ただしく弁当（オカズは卵焼きと焼いたハムと岩下の新生姜だけ、足りなきや非常用にふりかけが買つてあるし、ハナマルキの減塩しじみ汁もある）を作り、職場へ。
いまは腫れてもゐないし、痛みもないので、大丈夫だらう。ネットの記事には後で必ず病院に行くように、と書いてあつたけど、日赤の先生も、百足用の塗り薬を普通の薬局で売るつてるから、それを塗るといい、とも言つてたくらゐだ。
これがもし、お盆のあひだだつたら、姪つ子の四つになる子どもがゐたから、大変なことだつたよ。

緩和ケア

10日に緩和ケアつてのを受けたとき、担当医師からの最初の質問が「緩和ケアについて、どういふ印象をお持ちですか？」だつた。
オレは素直に感じてるまま「末期癌なのかと思ひました」と答へた。
以前はさうでしたが、現在はさうではない、と言つてたけど、ならどうして抗癌剤治療に入るまへに、いやもつとまへ、癌の告知があつたときに、緩和ケアが始まらないんだらう。一番、精神的に参つてるときに。

けふも強制終了連発だよ、iTunes

iTunesの画面が固まる。PowerMacになつても、たまに固まつたね。でも、Mac OSになつて暫く経験してなかつた。何度、画面を叩き毀してやらうと思つたことか。
けど、懐かしいなあ、画面が固まるなんて、やつぱりMacは変はらないなあ。
（もう、いまのVersionのiTunesを開くのは厭だ！）

ホメオパシーについて、少し

このあひだ、といふのは７月の末、吉岡町図書館で落語の本とホメオパシーの本を見つけて借りた。落語のはうは興味を持つた若者向けの紹介本みたいなものだつたので拾ひ読みしただけでやめた。ホメオパシーのはうは「ホメオパシー入門」（春秋社）といふ題でホメオパシーの学校をやつてる永松昌泰といふ人が書いたものだ。途中からレメディと呼ばれるホメオパシーの治療薬の説明が多くなり、退屈なので読むのをやめて、３日くらゐで２冊とも返却した。

その直ぐ後で、恒例のブック・リサイクルが始まり、物色してゐると「癒しのホメオパシー」といふ本が目に入つた。偶然とは言へ、ホメオパシー繫がりに不思議な縁を感じた。
そもそもホメオパシーについてはアンドルー・ワイルの「癒す心、治る力」で取り上げられてゐたので、この代替医療のことは知つてゐた。いづれ読むつもりで手に入れたワイルの「人はなぜ治るのか」の冒頭で、ワイル自身の体験が語られてゐる。
「癒しのホメオパシー」はまだ途中だけど、シェルドレクやボーム、プリブラムと言つた人物の名前が出て来るので興味はあるんだけど、やつぱりレメディについての記述があつて、なんとなく胡散臭く感じてしまふ。どうも最後まで読めさうにないので、「読書日記」ではなく、こつちに書くことにした。
やはりワイルの本を先づ読んでからにしたはうがいいかもしれないなあ。

オレは粳寅満次か

やはりスポーツ刈りにされてしまつた。
漸くいつも行く1,000円床屋で、
後ろと横はなるべく上まで刈り上げて、ほかは辛うじて（髪の毛が）寝るくらゐで。
といふ決まり文句で、いつものやうに刈つてくれるやうになつたのに。
渋川だと同じチェーン店が見つからないので、足利に帰つたときに行くやうにしてたのだが、6日に北橘の古里まつりの手伝ひで大汗かいたから、きのふベイシア子持店に入つてる1,000円の店に行つたのだが、説明したら、途端に、
スポーツ刈りですか、と聞いて来た。
いや、スポーツ刈りはかう、うへを平にするでせう、ああいふんぢやくなくて。
はい、判りました。
で、結局、長めのスポーツ刈り。また来ることもあるかな、と思つてメンバー・カード貰つたら、かう書いてある。
スポ（しぜん）
上長め
だから、スポぢやないんだ、つて。オレはすすめパイレーツの粳寅満次ぢやないんだ、つて。
もう、いいトシこいてるから、片島三郎かぶれしてねえし、前略おふくろぢやねえし、板さんぢやねえし。