2009-05-29

Tom Tom Clubが一箇月待ちに

DevoのQ: Are We Not Men? A: We Are Devo!をTom Tom Clubと一緒に今月の6日にAmazonに注文した。どういふワケか、たぶんAmazonのお薦めにあつたのか、Talking Headsからかなあ、David ByranとEnoの新譜がお薦めによく出てるし、そこからTom Tom Clubが出て来て、Devoに辿り着いた。か、Enoからかなあ。ま、どつちでもいい。無性に聞きたくなつたのは値段もある。どつちも898円。いまはTom Tom Clubはもつと安くなつてたかも。もともと二週間掛かります、だつたけど、Devoが届いたのが27日。Tom Tom ClubはきのふAmazonからメールが来て、6月11日だつてさ。待たされると余計に聞きたくなるし、すごく好い曲ばつかりだつた気になつてしまふから不思議だ。お預けの犬状態か。
Devoは殆ど凡ての曲を覚えてゐた。曲順は怪しかつたし、イントロが始まつても?の曲もあつたが、それも2曲(全部で11曲)くらゐだ。
しかし、この曲を覚えてゐるといふ、例へば旋律が流れてゐるのを辿れる、同時的に。初めて聞く曲だと、微妙に遅れてコンマ2秒とか旋律を辿つてく。のに、聞いたことがあると、ほぼ一緒になる。音の速度とも関係してるのか。これは一体どういふ頭の力なんだらうね。聴覚といふもので、──といふ話ぢやなく。とは別に、先づ、覚えてゐたと判断する、理解する仕組みはなんなんだらう。その曲が頭のどこかにあるワケか。刻まれてる。まあ、鮮明度は様々だけれども、1,000曲くらゐ、いや、もつと知つてる曲がある。それは一体どういふ形で頭に保存されてゐるのか。出来事や本の内容、映画のシーン、絵や彫刻、オブジェの形、そのうへ音楽。いまMac miniのiTunesには1,289曲入つてゐて、それだけでも9.33GB。
脳は何GB、TBなのか知らないが、記憶は脳の中には存在しない、といふ説のはうが説得力があるなあ。見えない世界に存在してゐるといふワケだ。ま、空気中にあるみたいに。
話は違ふが、トシを取つて物忘れが酷くなるのは脳にたくさんの情報が一杯蓄積されるから引き出すのに、辿り着くのに時間が掛かるだけだ、といふ意見は赤瀬川源平の「老人力」だつけな。誰がどんな流れでさう言つてたんだらう。それだと記憶は脳の中にない、といふ話とは離れちまふけど、気になる。確かめよう。

2009-05-25

嵐の二宮君はデビュー当時のジョン・ライドン=ジョニー・ロットンに顔が似てるよね、なんて言つたら総スカンかな

最近、you tubeで続けてsex pistolsのライブ映像見たり、slitsとか、B-52'sとか、……まあ、オレが20代前半で大バカ野郎な日々を送つてた頃によく聞いてたバンドの曲を検索しては聞いてるワケだ。懐かしんでるワケでも、偲んでワケでもない。いまでもオレの中でビンビン流れてる曲ばつかりだから。そんなこんなで、ちよつとまへにtalking headsを話題にした。専ら買はうか買ふまいか迷つてる昔のバンドのCDでiTunesで試聴できないときに、you tubeで探すと聞けることがあるので助かる、といふことなのだ。
で、anarchy in the UKの映像見てたら、誰かに似てるぞ、しかも最近見る人、……あ、嵐の二宮君ぢやねえか、と思つたワケ。もしかしたら、総スカンかな。
それとは話が違ふけど、ついさつきPILの映像を見てたら、(たぶん)東京公演のライブで、オレが持つてるVHSでも見てるシーンで、そのときは気づかなかつたけど、ジョンが(都内と思しき)飲み屋さんらしき店内をthis is not a love song(この曲好きだな)を歌ひながらウロウロ動いてるシーンで、テーブルに金髪(?)の大人ツぽい美女がすはつてゐるのが映る。奥さんのノラぢやないかなあ、きつと。ジョンの自伝still a punkに1枚だけ一緒に映つてる写真があつて、似てる。確かめてから寝よう。あんまり夜更かしする(普段は10時まで起きてることが少ない──仕事では10時を過ぎることはザラにある)と風邪が治らん。下痢は収まらないけど、熱は引いたので、早く寝るしかない。

2009-05-22

役立たず、について

なんかずうツと若い頃から献血してるみたいに聞こえるかも知れないので断つておくと、献血を始めたのは僅か5年まへのことなのだ。最初の献血でも血圧が高めだつたので200ccだつた。いままでに3回献血しただけで、まだ1ℓ分なのだ。人1人分が5〜6ℓだつけ?それだけはせめて献血したい、といふ気持ちもあつた。まあ、ジョギングで地球一周分走りたい、といふのと似たやうなものだ。
けふは採れません、と言はれたのは2度目。高血圧治療に入るまへのこと。恥かしさもある。まはりの、ほかの提供者たちの視線はあまり感じないのだが、係員の視線がイヤだね。さらツと言つてくれるのが、却つて負担になる。慰めんぢやねえ、ツていふ心境。中学3年のときのマラソン大会でビリで校庭に戻つたときに拍手が起つたのと同じくらゐ屈辱的、かな、ちよつと大袈裟か。素直ぢやねえよなア。

2009-05-21

有料ゴミ袋のこと

足利はゴミ袋が有料で、それはいいんだ、無料のはうがいいが、ゴミ処理に金がかかるのは解るし、ゴミ処理場で働く人たちの待遇改善、安全確保(臭ひだけでなく、ビンの破片や危険物が一杯あつて、暑いし、燃えるゴミを放り込む大きな穴はまるで奈落の底みたいで、柵がないんだぜ、尤も柵があつたら捨てるときに邪魔になるけど、高所恐怖症──高いところにゐなくても、自分が立つてゐるところが1階でも、そこより低いところを見ると怖いワケだ──のオレには耐へられない職場だ)など、また施設そのものの安全性、維持費などを考へて、そのための費用として使ふなら、大いに賛成する。
しかし、そのゴミ袋が高過ぎると思ふんだよ。45ℓ10枚で600円だよ。渋川はずゐぶんまへに有料になつたけど、45ℓ10枚で300円だつたと思ふ。半分だよ。しかも30ℓ、20ℓ、10ℓと種類があるのに、足利は45ℓと20ℓ、10ℓ。45ℓと20ℓの差は大きいよ。実際にゴミを纏めて出したことがある人にはよく解る筈で、恐らく出したことがない市役所の職員が決めたのでせう。行政の無知ぶりを暴露してますね。
袋の値段を渋川と比べるのは酷だといふ意見があるかもしれない。人口が違ふ、と。あつちは半分くらゐで、しかも県が違ふ、と。
先づ、ゴミの扱ひに対する発想が違ふやうに思ふ。渋川は袋に名前を書くやうになつてる。きちんと分別して下さい、といふワケだ。回収や処理のときに危険がないやうに、捨てる人が責任を持つて捨てろ、といふことだ。
それと足利は直接ゴミ処理場に搬入するとkg当りで料金がかかる。それも、いい。最初に言つたやうに、そこで働く人たちの環境をよくするために、給料を挙げるために使はれるのなら、当然のことだ。汚れる、危ない仕事をかはりにやつて貰ふワケだから、少しでも協力する、税金では賄へないなら、更に負担するのは当然だと思ふ。因みに渋川は無料だ。業者の搬入は有料。これはどこも同じだらう。
なんでこんなことを書いてるかと言ふと、けふがゴミの日で、ちやうど45ℓの袋しかなくて、30ℓがあればなあ、と思つたのだ。それと、このゴミ袋のことは足利のやり方に不信感があるんだよね。当初は凡ての燃えるゴミ、燃やせるゴミは指定の袋だと言つてゐた。赤ちやんの紙オムツも、庭木や草毟りなどのゴミもみんな。それについて誰かが市長宛にメールだか投書だかをしたらしい。急に紙オムツと草や木のゴミは指定の袋でなくても中身が見えればよい、といふ話になつた。なんだ、それ。事前に充分調査するとか、実態を把握して決めろよ。
新しい市長(今月選挙があつて交代した)は選挙のときゴミ袋は無料にすると言つてたけど、無料に出来るのなら、なんで有料にしたんだよ、それにいま市販してゐる袋はもう作つちまつたんだろ?在庫があるんぢやないの?無料配布するの?ある分だけ配布して後は元に戻す、ツてか。ゴミ袋の製造でやりくりしてる地元業者とかはゐないのかな。死活問題だろ。その辺、さつぱりわからない。

新型インフルエンザと豚インフルエンザは同じものなのか、そしてそれはちよつとまへに騒いでゐた鳥インフルエンザとも違ふのか

どれも新型なんだらうけど、呼称を統一してほしい。阪神淡路大地震の正式呼称なんてことを政府が発表したことがあつた、と記憶するけれども、いま目のまへで感染が広がつてゐるインフルエンザについて、メキシコだかブラジルだかで見つかつた新型のインフルエンザが豚インフルエンザで、それがいま日本でも感染が広がつてゐる新型インフルエンザのことなんのだらうが、いま一つはつきりしない。オレがぼんやりしてたか(その可能性は非常に高いが)、報道機関がいい加減だつたか。とつぜん豚インフルエンザから新型インフルエンザと呼ばれるやうになつたのだ(はつきり言へないけど)。
こないだのアピタの献血のときも、手をアルコール消毒して、マスクをして献血車に入つたのだが、診断シートつていふ紙の入つた透明のファイルを持つてるワケだ、アルコール消毒したつて、それ持つてたら同じだろ、違ふの。

2009-05-20

最高裁は判決訂正申し立てを棄却

林真寿美容疑者の死刑が確定した、と報じるネットのニュースを見た。
本当に彼女が真犯人なんだらうか。
(※まへにも書いたことをクドクド繰り返してたので縮めました)

2009-05-19

残念だったね

「人間として役立たず」だなんてとんでもないよ。俺なんか、献血した事ないし、ドナー登録だってやってない。おまけに、健康保険証の裏に臓器提供の意思表示欄があって迷った挙句に意思表示保留中です。日本の脳死判定に問題があるらしいという不安だけで躊躇した。情けないね。

Had To Cry Today

泣きたい気持ち、といふ風に日本語訳されてゐる、Brind Faithの曲だ。日本では「スーパー・ジャイアンツ」といふタイトルが付けられているBrind Faithのただ1枚のオリジナル・アルバム。黒い縁取りの中に、雲の浮かんだ空と左下がりに傾斜した草原を背景にして、上半身裸の幼い女の子が両手で飛行機を持つてゐるジャケット。裏には右からスティーヴィー・ウィンウッド、エリック・クラプトン、リック・グレッチが立ち、一番左にバス・ドラムに腰を掛けたジンジャー・ベイカーが写つたモノクロ写真。この1曲目がHad To Cry Todayだ。──泣きたい気持ち。さう、けふはちよつとそんな心境になつたのだ。なぜか。──
アピタ足利店でけふは卵の安売りがあつた。タイム・サービスで12:00までに500個限定。これを買ひに出掛けた。Nicosのポイントが貯まつたので、それを図書カードに交換して貰つたのがきのふ届いたから、3階の本屋で使ふつもりで、ほしかつた文庫をリスト・アップしたメモも持つて行つた。
駐車場に入ると日赤の献血車が目に入り、高血圧の宣告後、1年以上も献血してなかつたから、けふは時間もあるし、献血しようと思つたのだ。卵とバナナを買ひ、車に置いてから献血車に向かう。書類に記入すると、混んでるから待つてほしいと言はれた。なら、本屋で買物をして来るか、とその旨を伝へて再びアピタに入る。エスカレータで上がつて物色したが、目当ての本は1冊しかない。取り敢へずカードでそれを購入し、下へ。
献血車に戻るとまだ少し待たねばならない。係の人がそのあひだに骨髄移植のドナー登録の話をしてよいかと言ふ。かねてから興味があつたし、献血同様、誰かのために最低限できることをやりたいからだ。しかも登録は55歳まで。パンフレットを片手に説明する係の人の話を聞きながら、なにげなくパンフレットの文字が目に入る。椎間板ヘルニアの手術経験ある方といふ文字。あ、オレは椎間板ヘルニアの治療を半年も続けたぞ、駄目なのかな。それを言ふと、やや落胆気味に、さうなんですか。パンフの裏には更に、かういふ方は登録をご遠慮ください、みたいな一覧があり、そこには「高血圧の人」。オレ、高血圧で薬飲んでるんです。さうなんですか、お若いのに。いや、若くはないんだけど、とは言はず、残念です、とだけ言ふ。──オレの骨髄は人の役に立たないわけだ。
ぢやあ、献血だな。あとはペットボトルのキャップを貯めて、1本でも多くのワクチンを送る手助けをしよう。
名前を呼ばれて、血圧を測りつつ、簡単な問診。血圧の薬を飲んでゐる話をする。2種類飲んでゐる、と。去年の暮れから2種類になつた、とは言はないけど。それが引つ掛かる。2種類飲んでると献血できない。え、さうなの?なんで?1種類はよくて2種類は駄目なんかい?
1種類飲んでゐて安定してゐれば献血は可能です、と説明されるが、納得できない。でも口にはできない。けふはお帰り下さい。
献血もできないのかよお。血圧下がつてるんだぜ。いまは140/90で脈拍100だつたけど、これはさあ、かういふ風に脈が速いときは血圧もやや高めなんだけど、冷静ではないときなんで、それは恐らくさつきのドナー登録できない話で幾分動揺してるからなんだ。大丈夫なんだよ、いまは。
人の役に立てない、献血ご遠慮ください、ドナー登録できません、──なんか、かう、人間として役立たずだといふ判決が下されたみたいだよ。Had To Cry Today──泣きたい気持ち。
※蛇足ながら、Bob Dylanの曲にDon't Think Twice, It's All Rightつていふのがある。日本訳は「くよくよするなよ」。いまはどうにかこの心境まで持ち直した。スーズ・ロトロと腕を組んで寄り添ふやうに冬の町(ニューヨークなのかなあ)を歩いてゐるジャケットの、さう「The Freewheelin'」。「激しい雨が降る」の次の曲です。好きなんだなあ、この曲。

2009-05-11

続けて3作

サスペンスホラー(といふ分類になるらしい)DVDを借りて見た。先づは「スリザー」。これは「バンテージ・ポイント(一回の変換ではかうなる──盤テージ・ポ員と──バカぢやねえの、ことえり!!)」と一緒に借りて来たんだと思ふ。「ドーン・オブ・ザ・デッド」(結構面白かつた)の脚本を書いた人だと言ふんで借りたワケだ。グロテスクだなあ。「ショーン・オブ・ザ・デッド」つていふ笑へるゾンビ映画があるんだけど、どつちかと言へば、そつちに近いけど、出来は今ひとつだなあ。次に見たのは「ビッグ・トラブル」。Amazonで検索したら、おんなじタイトルの映画が幾つかあつて、これはサイモン・ペグつていふ役者が出てるもの。このサイモン・ペグは、さつきの「ショーン・オブ・ザ・デッド」の主役だ。アニメとか、画面分割とか、作りは凝つてる。さうねえ、AmazonだかWikiで調べたら、コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」を思はせる──いや、「ファーゴ」だつたかな──みたいな評があつた(やうな気がする)が、よりも笑ひが多いかもね。さうだ、FBIの禿げたお偉いさん役の人は「ブラッド・シンプル」にも出てたか?あとで調べてみよう。そして最後は「ルール」。シリーズみたいに「2」「3」……と続いてるので面白ければ続けて見るつもりだつた。ネットで検索したら「2」も「3」も「1」には敵はない駄作だと出てゐたので、また後で、閑で仕方がないときに。「1」は面白かつた。
この3つで順位を付けるとすれば(無謀な試みだなあ)、1位は「ビッグ・トラブル」、ちよつと差がついて2位が「ルール」、かなり、かなり差がついて3位「スリザー」。

2009-05-05

Life During Wartimeをyou tube で見たら、talking headsは最高だね

tom tom clubのアルバムが聞きたいな、と思つたのと、devoのデビュー・アルバムも聞きたいと思つて、itunes music storeで試聴しようとしたら、どつちも聞けなくてどうしようか、と……さうだ、antonyのときみたいにyou tubeで聞けないか探したら、tom tom clubのginius of loveのライブ映像があつて、よかつたねえ、序でにtalking headsを見た。いいなあ。最高によい。思ひ出すなあ。ライブが最終日で何回もアンコールに答へてくれたお陰で終電に間に合はなくなつちまつたのだ。
こんなこと書いてないで、you tubeで懐かしいライブを探さうぜ。

2009-05-04

「バンテージ・ポイント」は面白い

あツといふまに一時間がすぎてゐた。目が離せなかつたのだ。正味90分ちよつと。出来すぎ。視点がかはるごとに、少しづつ明らかになつてゆくことがある。ミステリーとしても面白いし、カーチェイスも、アクションとしても面白かつた。

2009-05-03

さうだ、忌野清志郎が逝つてしまつたのだ

むかアーし、TBSラジオで日曜日の午前中にやつてた音楽番組で、ヤギマコトがDJだつたらうか、トップ40といふのもあつて、それと混ざつちまつてるかなあ、はつぴいえんどのライブを聞いた、「春よ、来い」をアルバム(風街ろまん)とは全然違ふヘビーなアレンジでカッコよかつたのを覚えてゐるが、フォーク・ジャンボリーつて番組だつたと思ふんだけど自信がないけど、それで「ぼくの好きな先生」を聞いたのだ。まだ全然有名ぢやなかつた、一部の人にしか知られてなくて、たぶん、はつぴいえんどのはうが知られてんぢやないか。いつ頃のことだらう、オレが中学か高校だから、35〜40年まへといふことか。それから5年くらゐして、もつとあとかな、「トランジスターラジオ」つて曲が流行つて、あれ、これRCサクセションて、「ぼくの好きな先生」だよなあ、と思つたのだよ。ずうーツとまへに斉木さんに言つたんだけど、RCはフォークなんだよな、ロックぢやなくて、オレにとつて。ボブ・ディランとかニール・ヤングなのさ。逆に泉谷しげるはロックなんだよね。ストーンズ寄りなのさ。どつちでもいいんだけどさ。
若いよなあ、みーんな50〜60代ぢやん。大口ヒロシも、リチャード・ライトも、ミッチ・ミッチェルも、みーんな。
合掌。