梅雨明け

しばらく新聞を読まないでゐたせゐか梅雨明けを知らなかつた。22日に気象庁は梅雨明け宣言をしたのださうだ。考へてみれば、考へてみるまでもなく、この梅雨明け宣言、梅雨入り宣言なんてものはサラリーマンにとつては実はまたつくどうでもいいものだ、といふことだ。鬱陶しい梅雨が開けて夏本番、なんていふ季節の変化を味はふことくらゐだらう、もちろん猛暑を味はふといふ意味ではないが。
序でに言ふと久し振りに読んだ新聞だが、読まなければよかつた、と思ふ記事と読んでよかつたといふ記事が一面にあつた。どつちでもいい記事もあるが。白鵬が30回目の優勝をした、さうか、なるほど史上3人目か。これは読んでよかつた。殺人の話はホントに本の中だけでたくさんだ。テレビ欄を見ると案の定、各局、この事件を取り上げてゐる。深刻さうな顔を作つて興味本位に家族や近所の人たちを突いてまはり人の心をズタズタにし報道の義務だ権利だと宣ふワケだ。
「毎朝、毎朝、ああいふものを読んでゐたのでは精神衛生上、頗る有害である。予防医学的見地から言へば、新聞と称するものを一切読まぬことをお薦めする。それでも一向日常生活に支障を来さない。たとへば日本の政治、社会に関する重要問題について、考慮に値する正確な報道、解説が出てゐたとしても、それ程のものは月に一回くらゐしか出遭はぬであらうし、たとへそれを読んだとしても、それ等は吾々一般市民にはどうにも手に負へぬ事柄でしかない。そんなものを見逃さぬ為に、他の何十もの虚偽の報道、解説に騙されたり、或は騙されぬが故に腹を立てたりしても無意味であり、有害である。新聞を読まぬ事によつて生ずる唯一の支障は、仲間同士の附合において相手方の話題に応じられず、除け者にされる可能性である。」福田恆存「新聞に対する最後通牒」冒頭部分。昭和49年11月「諸君」掲載、新潮社刊「知る事と行ふ事と」所収（本文、正字）。
引用が長くなつたけど、これに尽きる。

けさ散歩しててマイク・オールドフィールドが聞きたくなつた

で、いまオマドーンを聞いてる。あの、チューブラー・ベルズがエクソシストに使はれて激怒したといふ、解るなあ。

まだ天気予報つて言ふんだ

今年になつて100回以上聞いた気がする。大気の状態が不安定で、といふ前置きのある天気予報。
だから外れても仕方がないんですよ、解つて下さい、不安定なんですから予報なんて難しいんですよ、なのに予報だと言ひ張る。もつと控へめに気象情報と呼ぶべきだらう、当てられない予報なんだから。
当たらないだけぢやなく、姑息な予防線を張りながら、厚かましくも明日の栃木県は晴れのち曇りだと言ひ、更に降水確率は例へば30%だ、と言ひ切る。雨は降るか降らないか、なので30%といふのは意味を成さない、と彦七新聞ホームページに何度も書いてきた。雨は降ります、とは言はない。30%だ、と。なら、降るかもしれない、でいいよ、オレは。ぢや、傘持つてくか、とオレが決めればいい。
NHKの天気予報で熱中症予防の指標を示す絵の顔の表情が不気味。
天気予報官の説明を聞いて笑つてしまつたことが何度あるかい？
つてstranglersがalways the sunで歌つてゐるけどさ。これも繰り返しになるけど。←特にテレビの天気予報だね。説明を聞いてるとなんとなくイライラする。自戒の意味も含めて、オレは、ワタシはなんでも知つてる、解る、だから、明日の天気を教へてやるよ、みたいな偉さうな感じ、慇懃無礼といふか、高圧的な印象を持つんだらうな、直感的に。まあ、これは裏を返せばオレのはうが偉い、凄いぞ、つてことになるんだけど。2014.07.21

黒川博行さん直木賞おめでたうございます

やつと。しかも受賞作は疫病神コンビの作品らしい。東野圭吾もさうだつたけど、遅いよね。けふ職場でこの話を聞いて嬉しかつた。これで本屋さんにたくさん作品が並ぶやうになりますねえ、と話したものだ。

さうなんだ、息子なんだ。

Spiritualの作曲が息子さんなんだ。First Songもいい曲。どの曲かはつきりしないけど、似た曲がある。Pat Methenyのギターの感じが似てるので、あれ、さつき聞かなかつたか、と思つたくらゐ。勘違ひかもね。意外にテンポの早いThe Precious Jewelも好きです。兎に角、何度も繰り返して聞いても飽きない、清々しさ、といふか瑞々しさがある。

kindle購入第一作はしんとく問答

無料の作品を3作購入した。デバイスで同じものが読めるか試すのに使つた。
こつちは有料の第一作。しんとく問答は後藤明生を読み始めて比較的早い時期に読んだ。最初に読んだのは吉野大夫だと思ふのだが、自信がない。谷崎の吉野葛に近い話かと思つたのだ、題名からね。読み始めたら長野の追分で、軽井沢の隣だし、借りて来て読んだ、といふ流れだつたやうに思ふ。

当時は館林図書館に何冊か吉野大夫があつたし、黄色い表紙のスケープゴード、しんとく問答、首塚の上のアドバルーン、蜂アカデミーへの報告などを借りて来て読んだ。もし館林の図書館で出会はなければ、後藤明生の本を読む機会はなかつたかもしれないと思ふほどだ。いまかうしてkindleで接することのはうが多くなつてみればなほさらだ。

吉野太夫、挟み撃ち、の長篇2冊、笑い地獄、笑坂、ある戦いの記録の短篇集3冊を新刊、中古交へて揃へたけれども、何度も言ふやうに後藤明生は本が手に入り難い。じつくり読ませて貰ひます。

Josh Hadenは息子だよ

ミズーリの空高くの曲はみんな気にいってます。First SongはJoshua RedmanがBeyondと云うアルバムで演奏しているNeverendとそっくりです。Neverendもとてもいい曲なんだけど、First Songだよねえと思ってしまいます。

hiko1さんへ

さて、勝手にをかしな名前を付けられたら尻込みしちやふかもしれないね。このblogに参加するには面倒でもメールアドレスが必要で、それをオレが基本設定で許可すると投稿することが出来るやうになるのです。確認の意味で、試しに携帯のオレ自身のアドレスをオレが許可して投稿してみるかな。
アドレスを登録して招待すると、オレのblogから招待してますけど、どうします？といふ意味のメールが携帯に送られて来る。
で、招待に応じるといふアンダーラインのところをクリックすると、
サイトに接続しますか？と聞いて来る。
「はい」を選択。
blogに参加する画面が現れる。
「ログイン」する。
「この接続先は安全でない可能性があります。接続しますか？」と聞いて来たけど、安全でないも何もオレ自身のblogなんで構はず「はい」。
この先はGOOGLEのアカウントを作らないとダメらしい。オレはもう持つてゐるから、試すのはここまで。
無理に敢へて参加しなくても、読んでもらへるだけで、記事を書く励みになります。

新しいユーザーが参加します

やつとオレが期待してたブログに近づくぞ。新しいユーザーが加はるので、hiko1（ヒコイチ）さんと仮に呼ぶことにします。

ミズーリの空高く

Spiritualはもちろん好きだけど、Our Spanish Love Songも良い。SpiritualはJosh Hadenになつてゐるけど、チャーリー・ヘイデンとのかかはりはどうなんだらう。

訃報、チャーリー・ヘイデン

76歳。けふは追悼の意味でミズーリの空高くを聞いてゐよう。

Three Dog Nightは懐かしくて、新しいかも

Mama Told Me (Not To Come)は今聞いても吃驚するほど不思議な曲で、70年代の曲、シングルレコードで持つてるものをCDに焼いたときにさう思つた。で、みんな聞きたくなつて、Out In The Countryが入つてるベスト盤を選んでamazonで購入。Leo SayerのThe Show Must Go On、Paul WilliamsのAn Old Fashioned Love Song、And When I Dieの作者Laura NyroのEli's Comingなど今でも新鮮に聞ける曲ばかりだよ。One Man Bandもいい。Black And Whiteは今一番のお気に入り。

kindleのサンプル

先づ後藤明生の小説で読んだことがない作品のサンプルをダウンロードした。なぜサンプルかといふと、iPadとiPhoneの両方で読みたいのだが、ダウンロードするときにどのデバイスか選択することになつてゐる。折角購入しても片方でしか読めないなら意味がないと思つたからだ。で、これを解決するために無料の本を購入してみた。漱石の坊つちやん。クラウド経由で両方のデバイスで読むことが出来た。解決。

ほんとだね

何ヶ月か前には、吉野太夫くらいしか無かった様な気がするけど、後藤明生の本が何冊もあるね。 楽天koboで吉野太夫を買って、未だ、読んでないんだけど。kindleで後藤明生の本買おうかな。 koboはリーダ・ソフトが最低だけど、他と比べて安く本が買えるので我慢している状態です。 kindleのリーダの方が遙かに使い易いよ。今の処、kinoppyが一番いいけどね。 今は、koboで買った冬のフロストの下巻を読み始めたところです。

後藤明生の本がkindleで読める、といふかkindleでしか手に入り難いといふ現実

全集が出る気配もない。出たら絶対予約する。なんてつたつて、後藤明生だよ。
丸谷才一なんて既に全集が出始めてる。どつちがうへかの比較は兎も角、をかしいでせう。
でもkindleなら読める作品がある。手に入らない本は全部ダウンロードしようかと思つてゐるけど、読めるかどうか、扱ひが面倒だし、よりも本として欲しいのだよ。やつぱりCDで所有したいのと同じでさあ、本を手に取つて読みたいのだよ。所有してゐる実感が乏しい。