2005-04-29

ピンク・フロイドの

「原子心母」を買つたのですよ。太田のイオンで、輸入盤2枚買ふと一枚が1,690円になるといふキャンペーン中だつたから、もう一枚「アニマルズ」と一緒に。「アニマルズ」は結構、評判悪いみたいですね。「狂気」だか、そつちのはうが傑作とか言はれて、「狂気」は一応聞いたことあるけど、……。それはまあ、それとして「アニマルズ」は個人的な思ひ出もあつて好きなので、2枚といふ風になればオレの場合は「原子心母」なんだけど、これは「ゲンシシンモ」なんかねえ、それとも「ゲンシシンボ」なんかなあ。ずつと疑問で、でも「ゲンシシンモ」と呼んでますが。
殆どの旋律とギターを中心にしたアドリブとか、そつくり覚えてました。30年以上前なのに。
この前、サンタナのベストを借りた時、「ブラック・マジック・ウーマン」なんてスラスラだもんねえ。知つてる、次にどうなるか、どういふ音が流れて来るか、知つてんだよね、すつかり。
青春だつたんだねえ。

2005-04-20

それと遠近法的に立ち並ぶ電柱のことも、ちよつと。

これはただ単純に前方から後方へと移動して行くやうに見えるんですが、一瞬直ぐ脇を通り過ぎる時に膨らんでますよね。
誰でもいいですから、この辺のことにご意見・ご感想を頂けると嬉しいのですが、……。

2005-04-15

だから、かういふことだ。

真つ直ぐに進んでるオレ=Cにとつて、景色がどう見えるか、つてことが一番言ひたいことなんだ、きつと。で、みんなも、と言ふか誰でもそんな風に見えてるのか、つてことが知りたい。立体視とか、立体の中にゐて云々、といふこともあるけど。
つまり(なんて偉さうに言つてるわけぢやなくて、自分に確認してるだけです)、図で説明したら解り易いんだけど、移動してるオレにとつて、空間は曲がつてる、ねぢれてる、歪んで見える、といふこと。それがオレの場合、空間の中にゐるといふ実感に繋がるわけです、たぶん。
どつちにしても、うまく説明出来るかどうか、頑張つて続けよう。
いまオレ=Cが直線的に移動してゐます。時速はさう、50Kmくらゐでせうか。制限速度つてものがありますからね。直線道路です。交差する道路はない、ついふ設定です。脇から車や人が飛び出したら大変ですから。さう、500mくらゐ離れた、右手前方、オレから見て2時方向に建物Aがあつて、それが近づいて来て、後方に去つて行く。と、その数メートル後方から建物Bがその壁の一部を見せ始め、進行速度に合はせて、いま見えてない建物の側面の壁が見えて来て、そのうちにAは後方へと遠ざかつて、……ここだ。近づき方と去り方。これが曲線的に見える、といふことが言ひたいんだ、実は。円盤状のものにAとBが乗つてゐて、それが或る軸(仮想の軸)を中心に回転して近づいて遠ざかつて行くやうに見えませんか?みなさん!しかもそれは楕円ですよねえ。円よりも楕円のやうに思へるでせう?
コツがあるんです。かう、一つ一つ近づいて見えて来るもの、その順にそこにピントを合はせて行くんです。さうすると、光速に比べたら止まつてるやうなものに過ぎない時速50Kmの軽自動車でも、不思議な空間を見られるんです。車でやると危ないから、平坦な、田圃とか畑とかが多い土地を走る田舎の電車とかで試して下さい。で、電車だつたら、進行方向と逆向きに座るとかすれば、さつき言つたのと反対向きに円盤上を移動する家並が見えるでせう。

2005-04-02

けさ寝起きに頭に浮かんで来たのが、

かう、例へばオレが車を運転してるとか、電車に乗るとかして移動してる時の、周りの見え方といふか感じ方といふか、まあさういふことをなんとなく説明出来さうな、先づ自分で自分に寝起きの頭で説明してたのが変だと言へば変なのだが、うまく行くかどうか、まあ、やつてみよう。これはTitleはありません。考へるのが億劫な時もあるからね。
かいつまんで言ふと、立体視、つてことかなあ。←因みにこの言葉は広辞苑(第二版!古い)には出てませんでした。オレたちは普段、立体的な空間の中で生きて生活してる。そのことに疑問を持つ人はゐないと思ふ。パソコンのキーボードだつてポコンと一つ一つ飛び出してるのは見て解るし、疑ひのない事実だ。
やつぱりさういふ話の持つてき方だとダメだね。あの、オレたち、いやオレだけかもしんないけど、オレは普段、宇宙といふ大きな、広い空間の中にゐるといふ実感がない。腹が減るとか、ウンコが出さうになるとか、さういふ緊迫した実感がない。立体的な現実の中で暮らしてるけど、それが広ォーい空間の中だといふ実感がないまま暮らしてるわけだ。でも、それが不意にその広さと言ふか、大きさを実感する、体験することがあるといふ、さういふ話がしたいわけ。で、それはオレだけなんだらうか、つてことが知りたい。だからいろいろ説明しなくちやならんのだが、……。
始めのはううの、移動中のオレに戻つて下さい。ちよつと一緒に想像して下さい。
ふと見ると右手に幾つかの家が点在してゐます。一塊ぢやなく、前後したり、離れたりしてるのが見える。これをA地点と呼びます。オレは更にAよりも後方の、より遠くの地点にまた別の集落があるのを見つけます。これをB。次にオレの進行方向とAが垂直に交はる点をA'、Bと交はる点をB'とします。便宜上、オレをCとしませうか。
点C、つまりオレが先づA'に近づきます。速度はこの際度外視しますが、普通に車で進んでると考へて下さい。そんなことに気を取られてたら事故を起こしちまふだらう、と心配になる方は電車でやつて見て下さい。
Aが次第に点Cと平行になる位置へと移動する時、その時の位置関係なんだけど、もう時間がない。弁当作らなきやならない。
どう見えるか。それでなにが言ひたいか。それは宮崎駿のアニメにはその辺が見事に描かれてる、つてことで、氏のアニメは内容とか、殆ど興味が沸かないけど、そこだけは凄いな、と、さういふ話になるでせう。